シルクホースクラブよりケリーズノベルの近況が報告されました。
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:2日に南Wコースで時計
次走予定:第4回中山開催武井亮調教師
先週末に南Wコースで併せて追い切りを行いました。まずはそれほど追い込まずに時計を出してみて、前回からの成長具合を確認しようと考えていたものの、前半は単走だと全く進んで行かなかったので、すぐに2番手の馬との併走に切り替えました。それでも前進気勢が弱くて、乗り手が強い扶助を行わないと進んで行けませんし、促すとドンドン頭が上がって胸を突き出した走りになってしまい、馬体を上手く使えませんでした。結局最後までずっとこの状態で、前回と同じ様な追い切りとなってしまい、依然として馬体の使い方がよく分かっていないのか、全力で走ることに抵抗しているのか、先週末の追い切りだけでは判断が付きませんでしたね。
そこで、2日の追い切りも南Wコースで併せて行いましたが、普通キャンターの追走だと前向きに走れていたことから、今回は追いかける形を採ってみました。道中はこれまでと違ってかなり前向きに走れていたものの、折り合い面ではハミ受けが安定せず、頭を上げたりハミを弾いたりしていましたから、この点は修正していく必要がありますね。
走りについては、ハミ受けが安定している時は体を使えていますが、頭が上がると高脚の様になってしまい上手く体を使えなくなってしまいます。直線ではスムーズに加速して併入できましたが、少し前に出ると一気に頭が高くなって体を使えなくなってしまいました。
これまでの追い切りで上手く馬体を使えなかったのは、単走での前進気勢不足が原因だったのかもしれませんし、普通キャンターから単走でもしっかりと走れるように調教していきたいと思います。道中の息遣いや息の入りはこの時期の新馬としては良いと思いますが、両前脚には疲れが溜まりやすいところがあるので、よく注意して進めていきます2021.09.02 調教タイム
助 手 9/2(木)南W重 85.9- 69.3- 54.8- 40.4- 13.3[4]一杯に追う クリケット(新馬)馬なりの内0.8秒追走同入
とのことです。
とりあえずわかることは能力がないわけではないようですが、少しやんちゃ坊主のようですね。
まだまだ競馬がわかっていないというところなのでしょうか。
しっかりと制御できる騎手を探してくることも大事かもしれませんね。