日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

スキャルピングEA完成

投資

EAを作り始めてはや5年近くがたった。

いい感じに右肩上がりになるEAを100本以上作ってきた。

そんな私がいよいよ本物が完成したと感じた一本ができた。

負けないうちに勝つ

今まで作ってきたEA は、バックテストで抜群の成績を収める。
そして、本番環境に移行した途端下降線をたどり、残額ゼロ。これの繰り返しだった。
たまに調子のいいものもあるが、1ヵ月~半年程度で下降線だ。

なんでこうなるのか。冷静に考えてみた。

過去のチャートで負けないように回避したプログラムに過ぎないから

リーマンショック、東日本大震災、チャイナショックなどなど。。。為替相場に影響するインシデントはたくさんあるが、過去のチャートデータをもとにEAを作るということは大きな動きをするときに逆行しないようにプログラムを作るということにかなり近いのだ。
だから、過去チャートで走り切るプログラムを作ったとしても、未来におけるチャートに対応できるかどうかは別次元の話だ。

この話を過去チャートだけで確認する方法が実はあるのだ。それは、【別の通貨ペアのチャートでも走り切ることができるかどうか】なのだ。

マルチ通貨で走り切れないEAは、絶対将来破たんする

言い切れるくらい確実だ。
USDJPYの過去チャートで走りきれたとしても、EURJPYで全くダメなら、将来、USDJPYが、EURJPYのような動きをした時点でダメになるということなのだ。全く同じということはなくても、3か月も似た動きをすれば破たんするのが目に見えている。
だから、複数の通貨ペアで走り切るものじゃないとまともなEAと言えない。これは確実だ。
逆に考えれば、USD、EUR、GBP、JPY、基軸通貨と言われる通貨のペアどおし、最低限これらの通貨ペアすべてで完走するもので、初めてやっとまともなEAと言えると考えよう。

やっとできた全通貨ペア完走EA

苦節5年。やっと満足の行く収益をあげつつ様々な通貨ペアで完走するEAができた。

今後、EAを作っていく方にアドバイスだ。
ポジションを持つロジックではない。どんなタイミングで決済するか。これが大変重要だ。これだけはアドバイスしておきたいと思う。

10年あれば全然違う動きになる

安定していると言われるUSDJPY、これにしたって、2011年の東日本大震災のあと、70円台という超円高まで進行し、その後、自民党が政権を奪い返しアベノミクスで円安誘導され一時は125円近くまで円安が進行している。この期間は実にたった3~4年の話である。

激しいと言われるGBP。GBPJPYは、250円近くの時代から、120円台まで円高が進行する時代まである。実に2倍の開きがあるのだ。
1%と言っても、250円時代なら2.5円、120円時代なら1.2円の値幅なのだ。
これを全く同じ計算ロジックで売り買いしても、うまくいかないのは当然だ。
だから、同じ通貨ペア内でも、決済のポイントがその時の価格に合わせて変動するように作った。これにより滑らかなトレードが行えるようになり、どの通貨ペアでも一定の成績で収まるようになった。

多通貨ペアでの運用は時間の先取りである

多通貨ペアで運用するのはリスクを分散し、運用時間を運用しているペア分同時に進行させることである。
例えば2つの通貨ペアで運用するというのは2倍の速度で運用しているのと同義だと考えている。
5本動かせば5倍。10本なら10倍。
そのくらいマルチ通貨で安定しているからこの考えに至れるのだ。
1本の通貨ペアで10年運用した場合、複利で10倍に膨らむとした場合、10本の通貨ペアで運用したら1年で10年分になる計算だ。1年で10倍の可能性があるということだ。

現在作ったEAはまさにそんなEAである。
バックテストでは同時に10通貨ペアの運用はできないので、フォワードテストを行って実際どうなるのか見るしか方法はない。
現在2か月目に突中しているが、5通貨ペアの運用で利回り10%程度だ。
2か月目ということなので丸々1ヵ月と、数日というところなので月利10%というところ。上々の結果だ。

本当にこのまま進むのか、デモ口座なので焦らず見ていきたい。

半年もすれば大体の推測がついてくる。

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