シルク二頭出し?
発表された出馬表を確認すると、馬主:シルクレーシングからは、メッセージソングとブラックノワールの出馬が確定していた。
その他にも、サンデーレーシングや、東京レースホースなどのノーザンファームさんの馬も出走してきている。
少なくとも同馬主の競走馬が新馬戦に2頭出してくるというのは、特に一口クラブの馬の場合、あまりないことである。
芝の新馬戦ラストウィークということで、四の五の言っていられない状態というのもあったのだろう。
その影響もあって、当レースは新馬戦、デビュー戦ですべての馬に前走実績がないわけだが、それでもハイレベルな一戦になることが想定された。
パドックにて
いい雰囲気で周回しているメッセージソング。
新馬戦ということで、落ち着かない馬も多い中デンと構えている。
超大型馬ということもあり、雄大な馬格を誇り、少し太目を残しているとはいえ、他馬と比べても、トモのハリなどは目を見張るものがある。
ゲートイン
ルメールの馬が尻っパネをしてゲートに入ろうとしない。
すでにゲートインしているメッセージソングは落ち着いている。
スタートにて
ゲートオープン。スタート。
シルクのもう一頭、ブラックノワールが好スタート。一気に先頭に立つ。
メッセージソングもスタートは悪くなかったが、大型馬ゆえに、テンの速さがない。
向こう正面にて
内外の有利不利はあるのだろうが、なにぶん行き脚が付かないタイプなだけに、じわじわと下げる。
10~11番手。
中段やや後方といったあたりで落ち着く。
しかし、次はコーナーに向かっていくうえで徐々に上げていかないといけないだろう。
向こう正面からコーナーに向かっていくあたりで徐々に番手を上げていく。
コーナーにて
馬の特性を理解しているのか、騎手もコーナーに差し掛かるあたりから促しながら先頭集団についていく。
外を回しながら徐々にポジションを上げ、最終コーナーに差し掛かるあたりで3番手に取り付ける。
ルメールより前の位置につけた。
直線にて
ここで一気にまくっていきたいところだが、同馬主シルクのブラックノワールの脚は全く衰えない。
むしろ突き放すような状態になってきた。
見事なまでの前残りの展開だ。
ゴールにて
じわじわと脚を伸ばしながらも先頭集団の脚色が衰えない。
結局ゴールした時は6着。
悪い走りではなかったが、展開が向かなかったことと、テンの速さを考えると芝ならもうちょっと距離があった方がよさそうに見えた。
また、ダートなら、意外に走りそうと感じた一戦だった。