地方でのデビュー戦に向けて
もともと、骨片除去手術かあ、ソエなどがあり、デビューが遅れに遅れたフォルティウス。
JRAでデビューできたのは、3歳未勝利戦もなくなっていく7月。
デビュー戦は未勝利戦で11着。その後は1勝Cに格上挑戦をしていったがいいところなく3連敗した。
その結果をもって地方へ転厩することが決まった。
去勢ができない?
本来は去勢して地方競馬デビューそして、地方で3勝してJRAへ復帰するプランであったが、去勢しても効果がないだろうということが判明。去勢せずに地方競馬に挑むこととなった。
暴れん坊ぶりを発揮?
地方、名古屋競馬所属となったフォルティウスは、本来であればもう少し早くデビューできていた予定だった。
暴れん坊ぶりは健在だったようで、調教中にひと暴れして膝を擦りむいた。
調教師のケアの充実
その後、調教師に慎重に扱われ、また鞍上予定の騎手も毎度のごとく調教に乗ってくれた。
その甲斐あってかデビューすることができるところまで来たのだった。
パドックでは想定以上の落ち着き
2番人気。圧倒的な1番人気ができた構図になったことで陣営にも余裕が感じられる。
それもあってか、フォルティウスもパドックでは落ち着いて周回していた。
スタート前にて
ゲートイン1番目。こんなに早くいれて大丈夫なのか?と思うくらい前からゲートイン。
しかし、落ち着いてしっかりゲートイン。馬自身がゲートを確かめるように、おとなしくゲートに入っている。
スタートにて
なにせ暴れ馬という評価だからか、スタートが一番のポイントだった。
普通にスタートして普通に中団位置に取り付けた。
これでまずは一安心だが、スタート直後は馬が右に左に首を左右に揺らしている。
このあたりを見るとまだまだ子供だろう。
道中にて
大体の位置取りが確定した時点でフォルティウス自身が落ち着いていた。
3番手位置で前方の人気馬を突け狙う展開に。
力があるのなら、ここから押し切れるはずという位置取りになった。
最終コーナーにて
最終コーナー。
1~2番手を終始走っていた2頭が競っていく。
多分直線向いたときに先頭にいるほうが頭で入線という流れなのだろう。
しかしながらその上を行く勢いで外からフォルティウスがまくってきた。
直線向いた時点でほぼ横並び。一つ仕掛けると頭一つ抜け出す
ゴールにて
抜け出してからは馬が違ったどんどん引き離す。
残り100m。騎手は追うのを辞める。余裕の1着。
フォルティウス自身の初勝利となった。
あと2勝でJRA復帰だ。