7/16(土)福島3R 3歳未勝利〔D1,700m・15頭〕4着[9人気]
不良馬場。引き続きブリンカー着用。
ややゆったりとしたスタートとなりますが、巻き返して中団からの競馬になります。
直線では馬群を割って伸びてくると、去勢明けかつ約7ヶ月ぶりの実戦は4着と健闘しています。
武井亮調教師
これまでは気性面の幼さがあって、パドックでもなかなかまともに歩けなかったのですが、今日は去勢の効果からか初めて自分のリズムでしっかりと歩けましたし、返し馬での走りも落ち着いて良かったと思います。
しかし、明良(菅原明良騎手)によると
『跨ってから返し馬までの気配は良かったのですが、ゲート裏でブリンカーを着けてからはいつものようにパニック状態になっていました』
と話していました。
それでもゲートを出てからはこの馬なりに集中して走ることが出来ていましたし、1コーナーで前の馬が膨らんだことによってこちらも外へ振られるシーンはあったものの、それ以外はとても良いレース内容だったと思いますので、走ってからはブリンカーの効果が少なからず有ったのではないでしょうか。
その他、明良のコメントは
『去勢効果で道中は幼さを見せることなく我慢が利いていました。
手応えは有ったのですが、この2戦乗せてもらった感触からあまり速い脚を使えるタイプではないと思っていたので、3コーナー過ぎから積極的に動かしていきました。
また、この馬場で外を回るのはロスになると思ったので、内から脚を使わせたのですが、他馬に怯むことなく最後までしっかりと伸びましたね。
今日の内容であればメンバー次第で勝機がありそうですし、ここを叩いて次はもっと良くなってきそうですよ』
と話していました。
不良馬場で時計勝負になるのは分が悪いと思っていたので、その点は心配ではあったものの、この馬のフルスロットルで最後まで走り切ってくれたおかげで何とか対応してくれましたし、乾いたダートならもっとやれていたのではないでしょうかね。
また、今日の内容やこの馬の心肺機能を考えると、距離は延びて良いと思います。
今後については、優先出走権を獲れましたし、このまま在厩させて次に備えたいと考えています