同時決済のプログラムはバックテストでは動かせませんので、こちらはフォワードテストで見ていくしかありません。
各通貨ペアに対する運用自身は問題なく行えますが複合した結果は見れませんからこちらは、合算できるソフトで運用結果を合算しました。
USD/JPY~安定した成果を計上~
御覧の通りきれいな右肩上がりのグラフが出来上がりました。多少マイナスが起きている期間があるのも注目です。
この期間を何とかして省こうとすると当然ポジション量が減ります。
今はなるべく減らさないようにしたいのでこのまま進めます。
EUR/JPY~利益は小さいが損失も小さい安定した通貨ペア~
グラフだけを見たら、USD/JPYと大して違いが無いように見えますが、実は利益の桁が1桁違います。
見ていただいてわかる通りその代わり損失を計上している期間も短いのです。
大きな利益を上げることができていない通貨ペアではありますが、他の通貨ペアのマイナス時の補てんには役立ちそうな通貨ペアなのです。
GBP/JPY~最大の収益ペア。このペアのマイナス期間をどうするかがカギ~
こちらは、EUR/JPYと比べて2桁違います。
100万スタート、投下ロット量を10%と抑えていても15年で億を超えます。
ほかの通貨ペアと組み合わせることで、5年で億を越せる計算になります。
USDよりも損失期間は短いですが、右肩上がりの上昇角度は少し小さいところもあります。
グラフ以上に不安定なのがGBPですので、他のペアで安定を図れればと考えました。
3通貨トータル
先述のように、最終的な収益の額面に幅がありすぎるので、複利ではなく単利運用の場合として、合算しました。
5000~6000回あたりで少しだけ右前になる木感がありますがそれ以外はおおむね右肩上がりのなだらかな上り坂のグラフとなりました。
理想的なモデルです。
ちなみに5000~6000回という期間はリーマンショックがあったタイミングです。
その他小さなマイナスエリアは東日本大震災、チャイナショックといった大きなインシデントがあったタイミングです。
しかし、この程度の損失計上で運用できるので、非常にありがたいですね。
ましてや現在のコロナショックから始まる超円安トレンド、ロシアのウクライナ侵攻などについては追い風になっている様相です。