日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

楽天モバイルにMNPしてみた結果…

生活
楽天モバイルにMNPしてみた結果…
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静寂さん
もともと、MVNOの楽天モバイル(docomo)だったSIMをキャリアの楽天モバイルに変更してきた。
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美和
たしか、フリーテル時代からMVNOでしたよね。
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静寂さん
そうそう。
キャリアの楽モバもじんこーカバー率98%を超えてきたし、自分の自宅が先般国宝になった寺院の裏側だし、人が集まりそうな地域だから、つながるだろくらいの甘い考えでMNPしたんだよね。
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美和
その言い方は…まさか・・・??!!

甘かった…楽天モバイルアンテナ0本

とりあえずセットアップしておこうとWifiをつなぎます。
LINEに、Facebookに、ポケモンGOに。。。
と順次入れておきたいアプリをインストールしていきます。
そうすると、友人からTEL。
アンテナは×なのに、電話がつながりました。

【おおっ静寂君!あのけ・・・だけ・・・さ。】

少し品質が悪い感じですが、何とか通話できています。
アンテナ×って嘘なの?
と疑ってかかります。
次に、私から家族に向かって電話をかけてみます。
つながります。そして、やはり品質は悪い。
でもつながるな?
アンテナ×レベルだから品質が悪いのかな?

通話できたのは、アンテナが×だけど実はつながっていたからではありませんでした。
【楽天モバイル】 のスマホは、基本的に通話はRakutenLinkというアプリを使って通話します。
このRakutenLinkというアプリは、キャリアの電波をつかんで通話するだけではなく、インターネット接続ができていれば通話が可能なアプリです。
だから、アンテナが×でも、Wifiにつないでいれば、通話が可能だったのです。
実際、WifiをOFFにすると発着信はできず、WifiをONにすれば発着信ができました。

とりあえず、お前の電話はつながらないといわれることはなさそうです。

SIM2枚挿しで外出時もしのげます

考えてみたらそうなんですが、家なら光回線を引いていてWifiを飛ばしていますから、先述の通り何とかなりますが、外出先で電波をつかめなかった場合どうなるのかという話です。
幸い私の場合、仕事用のSoftBankのSIMを挿してデュアルで使っています。
データ通信をSoftBankのSIMにすれば楽天の電波がなくても、かろうじて発着信は可能です。

Rakutencasaに申し込む

これで、何とかプライベートの番号に向けての発着信はかろうじて解決ですが、自宅にいるときに電波がなくてWifiで通話は別にいいんですが、何せ通話品質が悪い。
ゲームもしていなくて、サブスクで映画も見ていないような、トラフィックを食っていないタイミングであればそれほどひどくはないのですが、家族がゲームをしていたり映画を見ていたりする時に電話がかかってくると、品質が悪い。
20~22時台は近隣もよく使っているようで光通信自身の通信速度が落ちるのでこの時間帯だと結構会話が途切れます。
やはり、電波をつかんで通話したいところですね。
【楽天モバイル】 はRakutencasaというフェムトセル(小さい基地局)端末を無償貸与しています。
電波状態がかなり悪い場合に採用されるということで早速電波調さとcasaの申し込みをしてみました。

RakutenCasa到着。設置してみる

依頼して約10日。
小さい、Wifiルータのような機械ではあるのですが、こちらは携帯電波発信基地局の設置になるため楽天モバイルサイドは総務省に基地局設置の届け出を行うようです。
おそらくその設置許可と、我が家はNTTのフレッツ光を引いていますのでNTTに光回線の使用許可のようなものをとっているのでしょう。
機械だけならすぐにでも送ってきそうなものですが、10日かかったのはそういうわけがあると考えました。

一般的な家庭用Wifiルータより1回りほど大きな包装箱で到着。
開封して中をあけると、一回りほど大きな機械が。
重さでいえば家庭用ルーターの1.5~2倍程度重かった気がします。

10日と少し時間がありました(事前に10日程度かかることを把握していた)ので、できればRakutenCasaは、2Fの窓際に設置しようと考えました。
なぜなら、電波も上に伸びるより下に落ちるように伸びます。
いわば傘のように下へ下へと下がりながら広がります。
なので、1Fに設置するより2Fに設置したほうが影響範囲が広いはずなのです。
私の住まいは、5m~10mほど先に実家があり、当然実家にも行きますから、何とかこのCasaが自宅にも影響範囲になってくれればありがたいことと、実家はインターネット回線を引き込んでおらないため、可能なら、自宅の回線を拾って実家でもネットが使えるようになればいいかなと考えていました。Casaには、フェムトセル機能のほかにWifi機能も有しているので、うまく届けばあるいは。。

今までは、2Fは寝室ということもあって、Wifiの電波が飛んでいればそれでよしでしたので、優先ケーブルは引き込んでいませんでした。
今回RakutenCasaを設置するために、1本LANケーブルを2Fに引き込まなければなりません。

本当なら、壁の中に配線を入れてしまって出口を作って出してやればすっきりするのですが、さすがに素人では壁の中に配線を入れるのはなかなか難しいので、よくある配線ケースで化粧をしながら配線しました。

1Fのルーターから2Fに窓際まで10m程度で届くと思っていましたが、配線することを考慮して20mのLANケーブルを購入しておきました。
計算通りケースに入れながら階段の壁を這わせていくと、残り3m程度となり、ちょうどいいくらいの遊びができました。

2Fにケーブルを引き込みましたので、それを使って、Casaを設置。
電源を付けました。

5~1時間程度で携帯の電波が飛ぶとマニュアルに記載してありました。
こちらも計算通り、10分程度でLTEと書いてあるランプが点灯し、しかる後に、自分のスマホで楽天モバイルのSIMのアンテナがバリ4になったことを確認しました。

通話品質は?

もともと、【楽天モバイル】 はWifiを捕まえていれば、楽天Linkアプリで通話が可能です。
だから、極端なことを言えば、Wifiを飛ばしている自宅であれば、アンテナが0でも問題がないといえばないのです。
ただ、楽天Linkの通話品質は最低レベルで、会話がとぎれとぎれでほとんど聞き取れないとか、ショートメールは届かないのでGoogleなんかの認証コードの受け取り等はできません。
なので、電波が飛んでいるに越したことはありません。

Casaを設置し電波が飛ぶようになりました。
といっても、この電波のもとは自宅の光回線であるのは間違いありません。
Wifi経由の楽天Linkで通話品質が悪いものが、電波が飛んでいる状態であれば高品質になるのかどうか、試してみました。

楽天Linkアプリでの通話

まずは、楽天Linkを使った通話で、WifiがあるものとWifiをOFFにして、電話の電波をとらえて通話した場合です。
基本的にWifi経由の通話は変わらず品質が悪いです。状況は変わっていません。
WifiをOFFにしてスマホの電波を使って通話します。
若干改善したような気がします。

スマホの通話アプリでの通話

あらかじめ導入されている通話アプリを使った通話はクリアな品質でした。
こちらは基本的に、Wifiを使っていようが使っていなかろうが、携帯の電波で通話します。

このことから、携帯の電波を使った通話のほうが品質がいい、、というより、楽天Linkの通話が品質が良くないことがよくわかります。
ただし、【楽天モバイル】 はかけ放題をうたっていますが、それは、楽天Linkアプリを使った通話の場合です。ようは、楽天Linkを使った通話は、インターネットを利用した通話なので、パケット無制限の楽天モバイルだから、通信無制限の契約の中で通話することになり、実質通話料無料となるわけです。
いわばLINE通話やSkypeの通話と同じものです。
何がすごいかというと、そこに、従来の携帯電話番号を利用した通話を可能としていることです。
いや、Skypeなんかも電話番号での通話は可能なのですが、特段意識しなくても可能にした楽天Linkというアプリのなせる業なのでしょうか。

少しでも、品質のいい通話をしたいのですが、こちらからかけるときは楽天Linkを使ってかけるしか実質通話料無料にはなりません。
しかし、逆に相手が掛けてきたものについてはもともと通話料は向こう持ちだし、仕組み的に言えば、携帯の電波をとらえて通話しようが、Wifi経由で楽天Linkで通話しようがパケットがかかる事実は同じですし、標準のアプリで受けても問題がないはずです。
だから、かかってきたときは楽天Linkではないもので通話すれば少なくともかけてきてもらったものについては、品質のいい通話が可能になりそうです。
なので、かかってきた場合は標準アプリ、かける場合は楽天Linkからかけるように設定し、ぎりぎりまで通話品質を高めることに成功しました。

今後、【楽天モバイル】 にもプラチナバンドが割り当てられるでしょう。
プラチナバンドとはようは、家の中などにもすんなりと浸透する周波帯の電波のことで、現在の楽天モバイルにはその周波帯が割り当てられていません。
だから、アンテナの設置をかなり進めていて、人口カバー率が98%くらいなのに、なんだか全然つながらないという話をよく耳にします。これは、アンテナが立っていないのではなく、目の前にアンテナがあっても屋内に入ったら電波が遮断されていて実質的に届かないということなのです。
早ければ23年の夏か秋にも割り振られるといわれていますし、プラチナバンドでの電波が飛ぶようになれば今以上にカバー率が上がるのではないかと期待しています。

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