最近はまりにはまっているAI。
AIは、過去の情報から冷静に感情を入れることなく判断しアドバイスをくれます。
そんなAIに血統診断のことと出資戦略について聞いてみました。
血統診断は出資判断に有効なのか?
自分が感じる感触としては血統診断で勝ち上がる可能性が高いと判断した募集馬はJRAの平均以上に勝ち上がる可能性は高いと感じていますが、これは判官びいき的な感情も入り混じっている気もしていたのでAIに冷静に聞いてみました。
AIの判断は【有効】とのことでした。
少なくとも血統的な面から診断できそうなことは、
その血統からくる基本的なポテンシャル、基礎能力はある程度図れそうだということでした。
もちろんすべての馬がG1馬になることはあり得ないですし、超良血馬だけが重賞を勝つわけでも、安価なマイナー血統の馬が重賞に勝てない訳でもありません。
ただ、その可能性がJRAの平均より高いか低いか可能性の高低は図れそうということでした。
さらにはここにプラスして、外的な要因(出生・育成牧場や、所属厩舎など)やサンプル競走馬の競走成績(レースのクラスや芝・ダート、距離など)から適性などもある程度推測できると考えられるとのことです。
なので、今やろうとしている血統診断はそれほど間違っていないようです。
ただ、血統診断だけではつかめないこともたくさんあると指摘を受けました。
一口馬主の出資戦略は?
私の理想とする一口馬主の出資戦略は、【トータルでプラス収支になること】です。
こんなことは可能なのか?可能とした場合、血統診断を含んだうえでどのようなポートフォリオを組めばいいのか質問してみました。
AIの回答は的を射ていてぐうの音も出ませんでした。
まず、ある程度私が作っている血統診断プログラムが機能する前提で、JRAの平均以上の勝ち上がり確率が出ている馬で馬代金(プラス預託料分程度)以上に稼ぐ可能性がJRA平均より高そうな馬が複数いるのであれば可能であるという回答でした。
そのうえで、出資戦略としては、良血・高額馬(5000万以上)、中流・一般的な募集価格馬(2000~5000万)、マイナー・低価格馬(2000万以下)の3パターン程度に分けたうえで、同じ程度の配分でバランスよく広く出資することが戦略上有効ではないかとアドバイスを受けました。
例えば、良血でかつ高額馬は、まず、良血であるという血統的な裏付けがあり、そのうえで高額というのは期待のされ方は大きいわけです。ただし、8000万とか1億くらいの高額馬になれば、重賞を1度勝った程度では回収できない可能性も大いにあるわけなので、ハイリスクハイリターンです。
中流平均価格程度の馬(2000~5000万円程度)というのは最も多く存在しているクラスでしょうから、募集頭数が多いこともありこのクラスの馬の出資にありつける可能性は大いにあります。
そして頭数の少ない高額馬より頭数が多い中流クラスの馬のほうが、その中には大物が潜んでいることも多く、それは頭数・母数が違うため結局大物はこのクラスからだったか!となるケースが多いのです。
また、中流程度の馬を安く提供するわけにもいかないし高くするわけにもいかないので、大体実態に合った価格帯で募集がかかっている可能性が高いので、素直に価格程度(それ以上)走る可能性が最も高いといえるかもしれません。ただし、1勝、勝ち上がれるかどうかというのはどんな馬でも未勝利の可能性は残りますのでそれでも勝ち上がれなかったという馬もこのクラスには大量にいます。
そして、最後の低価格帯の馬。こちらについては、低価格帯というのはそれだけの価格程度の期待の表れともいえますから、まずはJRAの場合は、勝ち上がれるかどうかにかかってきます。低価格帯をどこからの範囲を低価格と考えるかですが、JRAの未勝利戦の賞金を考えると2000万円以下の募集価格なら低価格帯といえるかと思います。
そのような募集価格の馬ですから1勝、未勝利戦を勝ち上がることができれば(勝ち上がるということはその前レースで何度か掲示板入りを繰り返している可能性が高いため)一気に半分近くの回収となりますので、1勝できるかどうかが勝負です。
実際に私の出資馬でありますロンコーネは未勝利を脱出するのに5戦を要していて、勝ち上がる5戦目までの前4戦は3着1回2着3回という成績です。募集価格が840万円(400口)募集ですから、この4戦の賞金でほぼ募集価格分程度は取り返しています。そのうえで5戦目で勝ち上がっていますからここで、ここまでの預託料を含んでもプラス収支といったところでしょう。
その後3勝クラスまで出世していますし、その間ほとんどが2着~5着内で決着していますので、ロンコーネ単体の収支は大きなプラス収支となっています。
もう一頭ラヴォラーレは500万円(200口募集)という超低価格な牡馬で、500万なら未勝利戦を2歳のうちから走って、夏までコンスタントに走り、掲示板に乗るくらいの活躍でも回収できそうだなという判断から出資しました。
1戦目は芝でいいところがなくダメな空気が漂いました。
2戦目はダート戦に切り替えましたが9着と、未勝利馬に課せられる3アウト制度からはぎりぎり免れそうですが賞金を持って帰るにはもうワンパンチほしいな。。。という感じでした。
3戦目には馬がガラッと変わったのか鞍上が良かったのかわかりませんが、予想を裏切る、あわよくば差し切って勝ってくれるんではないかという2着と善戦。未勝利戦とはいえ2着の獲得賞金は200万円ありますから、もう40%の回収となります。
残念なことにその後軽度とはいえ骨折が判明し3か月ほどの休養を挟みます。
5月、復帰戦。復帰戦だし、掲示板に乗ってくれれば御の字だと思っていましたが私の一口馬主としての初勝利をプレゼントしてくれました。未勝利戦の1着賞金は510万円。前走2着分と合わせると、預託料を含んでも回収といっていいくらいになりました。ラヴォラーレはその後連勝し一気に2勝クラス。さらにあと一勝を重ねて現在は3勝Cで掲示板という程度の活躍をしています。23年秋にはオープン入りを目指してまた走ってくれると信じています。収支的には馬代金が安いため回収率が大きくなっていて、安い馬だったしもう一口や二口言っておけばよかったな。。。と後悔もしています。
このように、3歳夏までに1勝できていれば、おそらくけがや病気をしない限り来年・4歳馬としても走ってくるのが通常でしょう。1勝Cであっても掲示板に乗る程度の走りを1年5~10走もこなしてくれれば、低価格帯の馬であれば少なくとも馬代金は回収できます。預託料まで考えると1勝クラスなら表彰台を1年で3~5回程度、勝つなら1勝Cを勝ってくれた上で2勝Cで8着以内を繰り返してくれて4~5歳で引退なら余裕でペイします。掲示板に乗った分だけプラスになりそうな感じでしょうか。
このように低価格帯なので、現実的な未勝利脱出が目標になってきます。
ただ、そんな低価格帯や中流価格帯でも重賞勝ち負けというようなクラスまで出世する馬だって当然います。
高額馬よりもは可能性は低いと考えられますが、そうとは言っても、2勝、3勝と勝ち鞍を重ねてくると低価格であるとか高額馬であるとかは関係がなくなり、重賞勝ちすらも現実的に感じます。低リスク低リターンではありますが、安定した収益構造を作る土台のようになるかもしれません。
こんな感じでAIは、一口馬主でプラス収支を作るのは大変難しいとはいえ現実的に可能か不可能かといわれたら可能であるという回答でした。
ただし、そのためには出資馬は複数等選び、価格帯のバランスを取って、そのうえで血統診断や馬体診断などで、JRAの平均以上の勝ち上がりと馬代金以上の獲得賞金を目指していけるポートフォリオを組むことが重要であるといっています。
もう一つは、重賞勝ちを狙えるような素質馬に何頭当たることができるかということも言及しています。
なにせ賞金額の高い日本のJRA競馬ですから、5000万以下の募集価格であれば重賞1勝で一発ペイからプラス収支です
(重賞レースに出走できるまでの競走成績を考えると少なくとも1勝以上はしていて、古馬であればあるほど、4勝以上している可能性が高いため、5000万円以下の募集価格馬の場合は重賞に出走してきた時点で馬代金はすでにペイしていて、そのうえで重賞を勝つとすると預託料も含んで大きく収支が改善するからです。)
また、そこで重賞を勝つということはその先、次走以降もある程度期待ができるため、その後の獲得賞金も膨らむ可能性が高いため大きく収支をプラスとしてくる可能性も高いと考えられるからでしょう。
たしかに、現在の当ポートフォリオでいえば、ラヴォラーレやロンコーネは牡馬なのに1000万も切る低価格な募集馬で、出資はしましたが、まさか3勝Cまで出資するとは思ってもいませんでした。
ラヴォラーレが3歳の夏に初めて重賞に出走した時は出走できただけでも奇跡だと思っていたのですが8着と、思った以上の成績で帰ってきたので本当に驚きました。ロンコーネは今は大井競馬所属となりましたが、ダート戦に絞り、マイルから中距離までと距離適性もほぼ定まったため、むしろダート戦しかない地方競馬で比較的賞金が高い大井競馬は、レース選択の面から見ても最適ではないかと思います。
現在A2クラスでもう1クラス上がればいわゆるオープン馬で、地方所属馬として地方交流重賞に出走できるかもしれません。そうなるとJRAの枠より地方の枠のほうが多いため出走にありつける可能性も高いのではないかと思います。JRAのダート重賞も地方所属馬として参戦できないことはありませんから、早いところA1に出世してもらいたいものです。
一方、同世代のブレイブライオンはディープインパクト産駒という超良血馬で募集価格は2億超えという超良血馬ですが、現在のところ1勝のみです。
ケリーズノベルは4500万と中流といえますが、私のラインナップでいえば高額馬の部類ですし、父はハーツクライということでまかり間違えば重賞戦線に。。。と期待していました。現在は2勝Cにいます。
ラヴォラーレやロンコーネは今の時点でも奇跡的な活躍だと感じていますが、ブレイブライオンやケリーズノベルは現在の成績はは全然物足りない。復帰したらオープンまで連戦連勝だろ?オープンくらいは普通に行ってもらわないと困るくらいで考えている自分もいますw
期待されている高額馬と低価格帯につきそこまでの期待をしていない馬という差の表れでしょうか。
また、自分の出資馬でいえば、エメヴィベールは価格(2000万円台の募集馬)や外的な要因(社台F産でトップトレーナー)を考えても確かに中流からそれ以上の期待が当初からあり、現在は3勝Cということで3勝Cで通用できそうな成績を残してくれたら当初期待していたくらいの活躍となりますか。あわよくば重賞で掲示板に乗るくらいの成績を残してくれたらバンザイだなと思っています。
これらの馬たちは、ここから先はどれだけ抜けて行けるかであり、ラヴォラーレ・ロンコーネにも言えますが、価格や外的な要因以上のものが求められるところになるのかなと思っています。
本年デビュー年の2歳馬でいえば、そこそこ高額の部類のシアブリスが大物の予感がしていました。
新馬戦ではC・ルメール騎手が騎乗。シルクの2歳馬でルメール騎乗というのは馬主(クラブ)サイドの期待の表れでもあります。そのうえで新馬戦は1.9倍という結構な1番人気に推されました。結果は2着と今一歩足りませんでしたが、ルメール騎手からもレース後にもこの馬は走るといわれましたし、次は何とか勝ち上がってくれるのではないかと思います。新馬2着、次戦勝ち上がりならアーモンドアイもそうでしたから、まだまだ目はあると思っています。
AIがもう一つ言っていたのは、牝馬と牡馬もバランスよく出資することをお勧めしていました。
牝馬は同じ血統だとしても牡馬より少し安く出ることが多いので、そもそもの価格に違いがあります。
その分回収しやすいということです。
牡馬の魅力の一つとしては、G1を勝つなどして、引退後に種牡馬となることになった場合、種牡馬としての売却価格が現役時の獲得賞金以上になる場合があることです。
ロードカナロアは社台SSがかなりの期待を込めて20億~30億ほどで買い取ったといわれています。
おそらく23年9月現在まだ現役のイクイノックスは種牡馬入りがほぼ確実でスタッドインする際には(今後の成績もありますが、23年の天皇賞秋・JCを勝っているようなら)、30億以上で取引されてもおかしくないかと思います。馬自身は現状ではまだまだ出走数も少ないし元気ですから来年も現役の可能性は大いにあって、またドバイで圧勝し、それこそ来年の夏は凱旋門。。。なんていう可能性もあってそして勝って帰ってくるようなことがあれば、スタッドイン時の価格は跳ね上がるかもしれませんね。
イクイノックスはシルクHCのクラブ馬ですから、500口募集です。仮に1口持っていたとしてスタッドイン時に売却価格が50億もあったとした場合現役時の賞金を合わせて1口当たりの手取りが1000万超になるかもしれませんね。50億は極端でも20~30億くらいはありそうですからね。それでも1口当たり賞金も合わせて総額500万円は下らないんではないかと思います。
そんな夢があるので、牡馬というのは捨てがたいのですが、そんな名馬に出会える可能性はそれこそ、人間が生息可能な惑星を探すに等しいくらいの確率かもしれませんねw
まとめ~AIによる一口馬主出資戦略~
AIに受けたアドバイスをまとめてみました。
皆様の参考になればと思います。