まさかの??サンデー後継種牡馬?
マンハッタンカフェ
サンデーサイレンスの時代。
これは、社台グループの時代と言い換えてもいいほどのインパクトを残した種牡馬なのだ。
社台グループの【シャダイ】というのはダイナースカードと提携していた関係から当時の競走馬の名前に≪シャダイ≫や、≪ダイナ≫という名前が付けられていたのだ。
社台RHと、日本ダイナース(今のサンデーサラブレッドクラブ)という一口クラブを運営していたのだが、その名前がそのままなのである。
なので、サンデーサイレンス産駒のいい馬はどうしてもまずは社台RHに回るのだ。
だから、サンデーサイレンス産駒の社台RHの馬だけでも、ハーツクライ、バブルガムフェロー、ダンスインザダーク、ジェニュイン、ゴールドアリュール、etc...
とんでもない名馬がとんでもない数いたのだ。
これらはいい出来というだけではなく、将来種牡馬としても活躍してくれそうな血統であろうということで、一口に回していて(種牡馬入りするときにスムーズに社台SSに入れることができるかららしい)、なので、当然リーディングを取るようなサンデー後継種牡馬は社台RHのサンデー産駒からだろうと誰しもが思っていたのではないか。
代表格でいえば、ダンスインザダーク、そしえバブルガムフェローだろうか。
2008年いよいよサンデーサイレンスがリーディングから陥落し、サンデー産駒のアグネスタキオンがリーディングを取った。
やはり、サンデー産駒の名馬が多いため連続してとれるとは思えなかったのだが、2009年。
誰しもが驚いたのではないだろうか。リーディング1位となったのはサンデーサイレンス産駒のマンハッタンカフェだった。
マンハッタンカフェは、2006年からリーディング順位がつき、88位、07年が25位、08年が9位だ。
まさかその翌年09年に1位を取るとは、だれも思っていなかったのではないだろうか。
サンデーサイレンスがピークの時、1年の出走回数は500回にも届きそうなくらい産駒が走っていた。
マンハッタンカフェ産駒の09年は261走。アグネスタキオンの09年が276走なので、以下にサンデーサイレンス一極集中だったのかというのもわかる。
09年のダンスインザダークで312走だから、期待の表れが産駒の数で、出走数に反映すると考えると、私が考えた通りの期待度で、ダンスインザダークのランキングが3位、アグネスタキオンが2位、そしてまさかのマンハッタンカフェが1位である。
この年にG1馬が2頭表れており、その影響から1位に押し出された格好になったようだ。
マンハッタンカフェのリーディング1位は、種牡馬戦国時代に突入した感が強く、今後どうなっていくのか、不透明な時代に入ったと、、、思っていたのだが。。。