ディスクスペースが少ないため、もう少しスペースが大きなサーバーに引っ越しをおこなおうと考えました。
いざやってみようと思うと…なかなか大変でした。
Pleskマイグレーションで引っ越し!
私がお客様に提供するサーバーは基本的にPleskコントロールパネルを入れてもらっています。
私自身はコマンドである程度の操作はできます。
例えばメールアカウントを作ったり、DNSレコードを追記したり、サブドメインのドキュメントルートを設定したり。
しかし、だれもがコマンド打ちで自由自在にサーバーを動かせるわけではありません。
特に、メールアカウントは頻繁であったりするわけなので、やはり、コントロールパネルのようなものがあればお客様が楽できます。
そのうえで、様々な操作が可能なPleskを採用してもらうことが多いのです。
Pleskには、現在のサーバーから新しいサーバーへドメイン単位で移動【マイグレーション】させることができるツールが装備されています。
こちらで移動処理を行うと、そのドメインに紐づいているデータはすべてまるっと移動させることができます。
通常なら数分で移動完了…
マイグレーション機能でデータの移動が完了したら、ドメインのNSサーバーの変更か、ドメインのホストIPを新しいサーバーのIPに向けかえればサーバー移動の完了です。
最近のクラウドサーバーなら、IPを元のサーバーから移動先へ振り替えることで完了することもあります。
Pleskのマイグレーション機能は本当に優れていて、コンテンツマイグレーション中に差分が出た場合その差分も再度移動・置き換え処理を行います。
マイグレーションには十分な容量が必要
そんな優秀なPleskマイグレーション機能ですが、そのマイグレーション機能を使うためには移動しようと思っているコンテンツの総容量と同等以上の空き容量が必要です。
マイグレーションは、まず、移動することになるコンテンツデータをgzip圧縮しtarボールで丸めてそのファイルを移動先にコピーし、移動先で再展開し再配置することでマイグレーションとなります。
なので、コンテンツ総容量が10GBある場合、10GB以上の空き容量がないと移動できないことになります。