日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

血統表に手を出してしまった~3代血統表から8代血統表へ~

一口馬主研究会

物足りない!見つからない!見つけられない!

あぁ。。。あの馬安かったのに、買えたのに、、、
という後悔を何度したことか。
あんな高い馬買うくらいならこっちの安い馬2頭買ってたほうがよかったなぁ
と思ったこと何百回。
そうなんです。何かパンチにかけているんです。
安い価格設定の馬にはそれなりの理由があって、まずは種牡馬がマイナーであること。
母馬、母親の系統に重賞馬がいないこと(いてももう遠すぎるとか)結果あまり期待されていないんですね。
しかし、そんな馬でも1勝や2勝なら挙げられる馬もいるんですね。
私がここまでで胸を張れるような安馬といえば

ラヴォラーレ

ロンコーネ

フォルティウス

エクステンシヴリー

でしょうか。ロンコーネとラヴォラーレは1000万を切る馬にしてJRAで3勝上げました。
ラヴォラーレは3歳の春に未勝利を脱出し、1勝Cを連勝で飾りました。
募集総額が500万円の馬でしたからこの時点で大幅なプラス。2勝Cを勝った時にはもう大満足でした。
3歳の夏にはレパードS、G3に連れて行ってくれました。
結果は8着でしたが、500万の馬で重賞に参戦できるとは感激の極みでした。
ロンコーネは少しだけお高く840万円。
とはいえ1000万を切っているのでお買い得なお馬さんでした。
このお馬さんはデビュー戦2着と好走。その後も2着3着を繰り返し、未勝利のうちに馬代金はペイしました。
その後未勝利を勝ち上がり。馬代金以上となり、2勝目3勝目と勝利を重ねました。
その後地方大井競馬に移籍し、A2クラスで1勝をあげましたがここで屈腱炎となってしまい引退してしまいましたが、十二分に楽しませてくれました。
フォルティウスはロンコーネの同級生で、幼駒時代はいつも一緒にいました。
実はロンコーネよりフォルティウスのほうが期待していたんですが2歳の春に骨片の除去手術を受けることになりデビューが遅れに遅れました。
最終的にJRAで勝ち上がることができず地方名古屋に行き、そこであっという間に3勝しJRA復帰の切符はとったのですがかねてからの気性の粗さから、中央に向いていないのではということで南関東大井競馬に移籍しました。
そこでもコツコツ頑張っていたのですが、最終的にはけがで引退しました。
しかし、ほぼ馬代金は回収、飼い葉代までは出たかな?まあ、地方で10勝近くしてくれて、十分楽しませてくれた一頭でした。
エクステンシヴリーはロンコーネと同じフサイチセブン産駒。
以外にフサイチセブン産駒は走るな?というのもあって抑えた一頭でした。760万。
未勝利戦で何度か入着を果たしていて、勝て走で勝てないまま3歳の秋を迎え、南関東大井競馬へ移籍。
少しずつ力をつけてきていたのですがつい先ごろ屈腱炎となってしまいました。

このように安馬でも十分楽しめる。
回収の可能性のある馬は結構いると思っています。
それを見つけ出したいのです。

インブリード…

そうなってくると、いよいよ種牡馬や母馬だけの評価では、高額な馬ほどいい数字が出る傾向にあるのでなかなかよさそうな馬は見つけられません。
ミスタープロスペクターの3×4のインブリード持ってるね?
くらいのものではダメだ。
その位置も合わせて過去の競走馬でどんな実績を残している馬がいるのか見つけ出さないと。。。
しかし、JRA-VANの競走馬データは基本3代血統まで、父・父の父・父の父の父までしかない。
これでインブリードチェックといっても、サンプルになる競走馬も3代まででは3×4のインブリードすら見つけられない。。。
いやわかっているんだ。5代でも10代でも伸ばせることは、繁殖馬のデータにはその繁殖馬の父と母の繁殖番号が描かれているのでそれを追いかけていけば何代まででも血統表は作れるのだ。
いやしかし。。。
いやそれでも。。。
せめて5代目くらいまでは血統表を作って3×4、や5×5×5くらいは見れるようにしたいよね?

5代目は62、8代で510、10代では...

何のことを言っているかわかりますか?
1世代目要は父と母。子は父と母から生まれるので親は2頭いるわけです。
ではその親は?
父に父と母、母に父と母で、2代目は4頭いるわけです。
それでは3代目は8頭、4代目は16頭、5代目は32頭。1代目から5代目までで合計62頭の繁殖馬が現れるわけです。
これはまだ現実的ですよね。
まずは5代血統表でインブリードをチェックするプログラムを作る。
まあ、3×4、5×5×5等は出てきますわ。
しかし、今私が見たいものの一つに、ノーザンダンサーのインブリードがどのくらいのクロスでかかってて、同じ位置でクロスがかかっている競走馬がどのくらいの勝ち上がり率なのか。
を見たいというのもあります。
それは、5×6×7×5×8
くらいでかかっていてもおかしくないのです。
こういう小さいクロスはおそらく競走馬に少なからず影響していると考えているからです。

では、10代血統くらいまで伸ばしてみようかな?
と考えて計算してみたら、実は繁殖馬が約2000頭分くらいまでに広がるのです。
DBでテーブル内のカラムが2000個は現実的ではない、できれば1000以下にしたいところ。。。
では9代目は、総勢約1000個8代なら510個。
510が現実的な数字ですね。なので、8代血統表を作ることにしました。

現実は甘くない!インデックスがかけられず、、、

8代血統表を作ること自身は何も難しくない。
5代血統表までに作ったプログラムを8代血統表まで繰り返すだけなので。
テーブルも、62までだったのを510までに拡張すれば済むので。
ここまでの作業は3分もかからず。
しかし現実はここからが大変だった。
できたプログラムを実行してみた。
アルナシーム。
サラブレッドクラブライオンで募集されたモーリス産駒。
当時はもちろん満口になっていないので、買おうと思ったら変えた馬だ。
しかし、当時モーリスはまだ新種牡馬で産駒の実績はなかった。
もしこの馬がインブリードのチェックをして後押ししてくれるような材料が出てきたら、、、買えたのにな。。。と思ってサンプルケースとして診断してみる。
ちなみに、5代血統表の時点でそこそこ良好な数字が出ていた。
5分経過。。。。タイムアウトエラー。

まじですか。タイムアウトですか。

調べてみると、実際様々なインブリードやクロスができていて、8代血統まで掘り下げると4本ほどインブリード・クロスができているようだ。
しかし、やはり、510のカラムから位置まで固定で特定の繁殖番号を持つほかの競走馬を見つけ出すのは時間がかかるのだろう。。
本来、DBであればそんなときのためにインデックス処理をするのだが、MariaDBだと、1つのテーブルで64個までしかインデックスは作れないのだ。
なるほど。5代血統表の時はユニークの競走馬番号を入れても63個しかなかったから十分範囲内だったけど510になったら、、、まったくもって不適合なわけだ。。。

さて困った。
64個以内に収めながら、510個のカラムを運用するには。。。
テーブルを10個作ってカラムが50個ずつになればうまくいく?テーブルはJoinすればいい
という考えに至った。
ただし、5代血統までで62個なので、5代血統は1テーブルに。それ以降を50刻みで合計10個のテーブルに分割。

さてインデックスをかけて実行!
しかしまだ重い。タイムアウトこそしないものの、1頭で3分程度かかる。。
これはだめだ。使用には耐えられない。
そこで、インブリードのチェックで、使わないテーブルはJoinしないようにした。

これでやっとアルナシームで10秒程度になった。
良好な数字が並ぶようになった。
また、自分が出資した馬で未勝利引退した高額馬や、買えたのに手が出せなかった馬などをチェックしてみた。
なかなかいい数字が並んでいる。
もう少し検証を重ねていきたい。

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