一口馬主とFXと。

一口馬主とFXと。

一口馬主

重賞やクラシックへ出走するような馬の条件とは

一口馬主投資とは直接的な関係はないとはいえ、もし自分の出資馬ポートフォリオに重賞級がいてくれると投資的にも楽になりますし、一口馬主の醍醐味である自分の出資馬が重賞馬になる名誉は、やはり考えてしまう物です。
今回はそんな重賞級に上る馬たちの特徴を見てみました。

高額な馬ほど重賞級になりやすい

なりやすいといっても、○○万円を超えたら必ず重賞馬というわけにはいきません。
単純に分けて5000万円以上を高額馬と考えたときに、5000万円以上の募集馬なら大体5%程度が重賞級になります。
では5000万未満だとどうなのか、これは価格に応じて相対的に下がります。
5000万が5%なら、1000万単位で1%下落すると考えてもいいかもしれません。
価格だけで見たら大体、クラブが設定する募集価格というのは相馬眼的に当たっているといえます。
高額ほど重賞級の確率が高いわけですから、それなりに募集価格は期待値の表れと言えます。

これはあくまでほかの条件を考えずに価格だけでフラットに見た場合です。
デアリングタクトのような、1000万円台の募集馬で重賞に勝つような馬を見つけたいと思う方は多いはず。そして、そうやっていわゆる安馬を買い漁ると、結果的に重賞級に出会っても全頭を合わせた収支は散々なものになる。。。
こういうことも多いのです。
なので、何かを切って何かを残す、そういう一つの指針になればいいかなと思って、この記事を書いてみました。

基本的に走らないパターンはいくつかあります。それらをいくつかご紹介させていただき、最後に低価格の馬で大きなところを勝っちゃう馬のパターンをご紹介いたします。

高額馬で走らないパターン

まず、重賞級への近道は高額馬です。
大体高額に分類される馬は、まず父がトップサイアー。近年であれば、ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライなどなど。
このあたりの種牡馬で母親も重賞馬を輩出していたり、自身が重賞馬であったりした場合高額になることになります。
パッと見は悪いところがありません。また、高額馬なだけに、撮影写真や動画もいいものを使うのでどこを見ても将来の三冠馬に見えてしまう物です。
そんな中でも、アリがちなパターンがいくつかあります。

※こちらのパターンでにはまるけど、後にG1を勝つ馬もいます。必ずしも走らないわけではありませんので予めご了承ください。あくまでよくあるパターンです。0%というわけではありません。

募集馬が牡馬で過去の実績のある姉弟が牝馬のパターン

姉が実績馬で募集馬がその全弟というパターンです。
このパターンは姉の実績で高額となっており、それは納得はできます。
しかし性別が違う。
ましてや、牝馬が安くなる傾向のあるクラブが多いのですから、全弟、牡馬ということで姉より確実に高額になります。
そして、姉がG1馬であろうモノなら。。。それはそれは価格は暴騰します。姉がG1級ならまず5000万を下ることはないでしょう。父馬がトップサイアーなら確実に億の声が聞こえてきます。
絶対走らないというわけではありませんが、牝馬と牡馬ではやはり全くの別馬です。
なので、全弟であっても姉と同じものを受け継いでいる可能性というのがかなり低くなっていきます。
なので、このパターンで、高額な場合は要注意です。

母馬が実績馬で高齢の場合

G1馬を輩出した母の最期の産駒と言われるような超高齢の全弟などです。
これらも高額になることが多いです。なぜなら、G1馬の全弟だから。
それはそうでしょう。
G1を勝った競走馬と全く同じ配合なのですから弟も兄同様に走ってもおかしくないですからね。
もちろん、種付の時点でそれを意識して配合していますから、普通に生まれてこれば高額になるのは生まれる前からわかっています。
ここでポイントなのは母親の年齢です。
13歳をめどにそれ以降を高齢と考えるのなら、15歳以上を超高齢といいましょうか。
母馬と重賞の関係性もデータでわかりますが、やはり輩出率で見ても、8~13歳程度までが最も重賞級を輩出する確率も高いのです。
なので、超高齢出産となると、もともと全体で見た重賞級の輩出率も低下しているので、全弟だったとしても、兄ほど活躍できない可能性は高くなります。
もちろんそれでも走る馬はいますが確率の問題で、その確率は著しく低くなると思ってください。高額馬の場合、高額なんだからという重賞ブーストのようなものが心理に働きますよね。
それらを加味するとお勧めできなくなってくるパターンなのです。

母馬が初仔でかつ低年齢の場合

これも、高額募集馬絵よくある失敗パターンです。さらに付け足すとしたら期待されている新種牡馬の場合です。
母馬が実績馬などで、かつ若くして引退し繁殖に回った初仔です。
6歳時出産などで、募集馬が高額の場合、募集額ほど稼げずに早期引退しちゃうパターンがちょっと普通のパターンより多いのです。
初仔は避けろと言われるくらいですから、高額馬で初仔は結構チャレンジングですね。
さらに期待の新種牡馬などの場合、その新種牡馬が種牡馬としての能力がまだ未知数です。実は全然ダメだった。。。という場合も多いのが種牡馬の世界ですから、ダブルトリプルで失敗する可能性が高いです。

2000万円以下の低価格帯の馬で失敗するパターン

種牡馬がトップサイアーなのに安い価格設定の馬

ここ最近だとキングカメハメハの牝馬で2000万円台の馬もたまに見かけます。
キンカメ産駒なら、その産駒をセレクトセールに出したら、それでも3000~4000万円くらいの値が付きそうなものですが、なぜかクラブ募集で2000万円台の破格の値段で募集が掛けられていたりします。
これはちゃんと考えないといけないパターンの馬だと思っています。

  1. 繁殖入りしてからの期待の度合いが高いため、そこそこ走らせたら早いうちに引退することになっている
  2. 何か大きな問題がある(足元の不安や気性難など)

という可能性が考えられます。
1番だった場合、その速いうちに引退となる前に大きなところまで勝ってしまっていれば、不可解な引退はできなくなるのでそれなりに走り続けてくれるでしょうけど、3歳~4歳で1勝程度では即座に引退させられてしまう可能性が高くなります。
なぜこんなに安いのか、多方面から情報は仕入れたほうがいいですね。

2000万円以下の低価格帯の馬で成功するパターン

最後に安馬で成功するパターンをご紹介したい。
しかし、このパターンは失敗もよくあるので、何が正しいのかわからなくなるが、自分の出資候補に挙がった馬を最後にチェックするときに、パターンにはまっていたらちょっと大きなところも期待できるかも程度で考えていたほうがいいだろう。

初仔・低年齢出産・新種牡馬で牝馬というパターン

母馬が6~8歳程度の低年齢でかつ初仔、新種牡馬というパターンの牝馬は基本的に安価です。
なぜなら、これらは上記で示した走らないパターンだからです。
リスクが大きすぎて高額に設定できないから低価格になるわけです。
しかし、上記の条件というのは走らないのではなくて【すべてが未知数】ということでもあるのです。
デアリングタクトはいい例だと思いますが、初仔ではないにしろ、募集時点ではまだ実績が無い若い母馬で、そのうえ父が初年度産駒となる2017年度の新種牡馬エピファネイアで海のものとも山のものとも評価を下せない産駒です。
多少よさそうにうつったとしても、もともと牝馬ということで総合的には牡馬に力で勝てない牝馬ですから高額な募集価格の設定はできません。
2000万以下なら、仮に走らなくても出資者はあきらめがつく価格でかつ、牝馬の場合引退繁殖入り時に10%程度の還元条項を持つパターンが多いので、走らなければ繁殖にまわして仔を産んでもらおうという思考が走るので、募集時にガッツリ回収しようという思考になりにくいのです。
なので、未知数が多いものは安く出される傾向にあります。
上記に書いた通り、募集馬自体を見ているというより、価格と牧場、将来の繁殖のことに目がいっているので、馬そのものの可能性を反映していない価格設定になっている可能性も大いにあるということです。
なので、自分の相馬眼的に良いと思った馬が思ったより安い場合、初仔・母の低年齢・新種牡馬(まだ実績が無い種牡馬)この3点をチェックし未知数の部分が多そうな場合はチェックしておくといいでしょう。

短距離・ダート適性種牡馬で、牝馬

これも、低価格帯の場合によくおきるパターンです。
日本の競馬はどうしてもクラシックに目が行きます。
これはクラブ側も会員側もです。
なので、短距離血統馬やダート馬血統馬はどうしてもクラシック戦線を考慮しにくいので売れ残る可能性があるので、あらかじめ募集価格を低めに設定することが多いのです。
さらには、牝馬であれば牡馬より安価になりますから、短距離血統の牝馬は実は良い配合でも案外と安く出ていることがあります。
そういう馬の場合実は配合は良いっていうことがあるので、その配合通りに走って、大きなところを勝っちゃうというパターンもよくあります。
特に牝馬の場合は、クラシックの一冠目がマイルの桜花賞ということもあり、前哨戦も短距離が多いですし、うまくクラシック戦線に乗っかれれば桜花賞からのNHKマイルカップ、秋はちょっと距離伸ばして一戦目を秋華賞から古馬と混じるマイルCSと、3歳時はローテーションとしても充実していますし、古馬になってからも春はヴィクトリアマイルというマイルG1があるので短距離血統なら牝馬の方が活躍できる場が多いのです。

これらはあくまで重賞級というお話です。

これらは、G1などの重賞を勝つという意味で視点を持った場合によくあるパターンです。投資的観点から見た場合とは全く違います。
私は投資的な観点から血統を診断し良い評価の馬が出てきたら最後に上記のような点をチェックして夢も追えそうな馬なのか、統計的に募集価格以上を稼ぐだけの馬なのかをチェックして最終的な出資判断をしています。

必ずしもすべての馬がこの条件に適っていないと出資しないわけではありませんが、考慮の上で一つのファクターとして組み入れています。

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