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サラブレッドクラブライオンのセレクトセール落札馬を血統診断から考察してみました

一口馬主研究会

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サラブレッドクラブライオンが、2020年もセレクトセールでサラブレッドを総勢13頭、2019年度産駒は11頭落札しました。
昨年落札した2019年度産駒も何頭かいますのでまとめて考慮してみます。

目玉募集馬はデアリングバード19

おそらく本年募集馬のラインナップで目玉になりそうなのはデアリングバード19ではないかと考えます。
デアリングバード19は、夏現在2020年牝馬二冠を達成しているデアリングタクトの全妹です。もちろん注目の一頭となるでしょう。
しかしながら、デアリングタクトは募集価格が2000万円を切る価格の募集でしたが、デアリングバード19は落札価格が4900万円。
募集価格にすると、7000万円程度が妥当なところでしょうか。
血統診断的には勝ち上がり確率は平均並み。デアリングタクトの成績は、この馬が生まれる前後の成績なので、ブレをなくすために血統システムでは組み入れしないので、それを加味してもちょっとばかし高額になってしまうイメージです。
しかし、2020年度のライオン募集馬では目玉になるのは間違いないだろう。

もう一頭はペルヴィアンリリーの19

もう一頭目玉がいるとしたら、ペルヴィアンリリーの19でしょう。
落札価格8千万と高額なので、募集価格も1億前後になると予測されます。
血統評価は悪くなく、父がハーツクライということもあり、クラシック戦線で活躍してくれればという期待がこもります。

落札の傾向~新種牡馬ドレフォン産駒が多い~

昨年の新種牡馬なら、モーリスが注目を浴びていたが、ライオンの募集馬ラインナップにはいなかった。
決して新種牡馬に食指が動くクラブというわけではないと思いますが、2020年度のセールでは新種牡馬ドレフォン産駒を3棟落札。
期待をしているのではないかと考えられます。ドレフォンは自身の競走成績から、スプリンター種牡馬である可能性は高く、そうなると一口馬主的にはありがたい種牡馬かもしれない。
しかし、ライオンの落札馬は比較的高額のものが多く、実績が無いうちに出資に踏み切るのは少しリスクが大きいかもしれない。
そのあたりをしっかり見極めて考えてほしいと思います。

ロードカナロア産駒をそこそこ安価に落札している

大種牡馬への階段を着実に上っている感じがするロードカナロア。
アーモンドアイやサートゥルナーリアといった、牡牝両方でG1ホースを輩出。しかもクラシック勝馬を輩出している。さらには、それらの馬たちはクラシックで活躍してなお古馬になってからもそこそこの活躍をしており、ただただ仕上がりが早い早熟馬ではなく、成長力もあるように見受けられる。
カナロアの根本的な適正は、短距離~マイルで、大物が出た場合は距離伸びてもイケるというパターンで、昔のトニービンのような種牡馬に見える。
そのロードカナロアの産駒で言うと、2020年度産駒は、アーモンドアイがクラシックを勝ってからの種付けになるので、牝馬の質も上がっており、種付料も上がっている。
なので、安価にカナロア産駒を手に入れるのであれば実質的に2019年度産駒がラストと言ってもおかしくないかもしれない。
そんな間隙をついて、ライオンは2頭のロードカナロア産駒を落札しています。
牝馬と牡馬で1頭ずつで、牡馬の方については2000万を切る価格での落札です。募集価格次第ですがお手頃価格で提供されるならラインナップに入れたくなる一頭です。

総勢16頭のセレクトセール

2019年度のセールでの落札馬も合わせると総勢16頭が2019年度産駒となります。
2019年度の落札馬は、生産牧場が社台グループ以外の牧場が多かったのですが、2020年度は社台グループ産の馬がかなり多くなりました。
昨年の落札頭数が16頭、2020年の落札頭数が13頭ですが、昨年は2019年度産駒を4頭、本年は2020年度産駒を2頭の落札なので、実質的に2019年度産駒は2018年度産駒より、数頭ですがセレクトセール落札馬が増えた計算になります。
あとは、独自の調達網から得て来る庭先取引の馬と、セレクションセールなどほかのセリ市にも積極的に参加されるそうなので、総勢30頭以上程度のラインナップになるのかなと予想されます。

落札馬のの質について~血統分析から~

ドレフォンなど、比較的新しい種牡馬を好んで落とされる傾向がありますのですべての落札馬の血統診断ができているわけではありませんが、比較的数字としては高い傾向にあり、2019年度募集の2018年度産駒から思っていたのですが、相馬眼のある方が近くにおられるのかなというのを感じます。
ライオンといえば矢作調教師と仲がいいというのが有名ですし、走る馬を見つけることができる人が近くにいるのかなと思わせます。

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