ローレルクラブよりラヴォラーレの近況が報告されました。
茨城県の高橋トレセン内にある須藤ステーブルへ本日放牧に出ました。
武市師「レース前の金曜日から両前肢にソエの症状が軽く出始めていましたが、気にする様子は見せていませんでしたので、レースへの影響は特になかったと思います。レース後からは歩様には見せないものの触診反応がありますので、放牧先で治療しながら進めたいと思います」
とのことです。
ソエが出ていたとは思いませんでしたが、改めてレースを見てみると何となく前肢がぎくしゃくしていた気がしないでもないですね。
歩様には見せていないとのことですので、放牧先でじっくり固めて帰ってきてほしいと思います。
ソエとは?
ソエというのは前脚にでる炎症です。
簡単に言えば成長期の子供が膝が痛い、脛が痛いと言っているようなものでしょうか。
これについては、人間でも出る人と出ない人がいるように、サラブレッドも、幼駒時代に出る馬と出ない馬がいます。
昔はソエが出るのはスピードのある馬と信じられていたこともあり、厩舎によっては赤飯を炊いて祝うなどということもあったそうです。
さすがに今の時代、学術的に、ソエが出たから早いとかそういう迷信めいたものは無くなっていますが、100%関係が無いわけでもないのかなと思います。
成長期にひざ周りが痛くなる子どもは、要は骨の成長に対して筋肉が追いつかなくて、筋肉が引っ張られるような感じになるから痛くなるのだと思います。
私は成長期にいたくなったタイプですから、何となくですがわかる気がしていますw
ソエが同じようなものであれば、脚が伸びるのか、太くなるのかわかりませんが、競走馬にとって悪い方向ではないと思います。
また、ラヴォラーレについてはソエの兆候が見られたうえでレースへ出走し、その上で先行できたのはレースとしてはプラス評価に考えられると思っています。
少なくとも炎症を起こしていたはずなのでそれを抱えながら走ってテンが速かったのなら、治ったらもっとしっかり走れるのではないかと思ってしまいますね。
なににしても、しっかり固めて戻ってきてほしいものです。