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一口馬主投資において牝馬は買いなのか?

自身の診断では、牝馬は割り引くと考えて出資可否を考えています。
しかし、アーモンドアイやデアリングタクト、リスグラシューのように牝馬で歴史的な名馬が一口から出てくるのを見ると、無下に牝馬だから×とは言えない時代でもあるなと感じています。
なので、牝馬に出資する際に気を付けたいこと、心構えをメモ代わりに記事にしておきたいと思います。

ここ近年、牝馬は強くなっているのか?

エアグルーヴ。
この馬はトウメイ以来、数十年ぶりに出た牝馬の年度代表馬として、有名ですね。
しかも、引退後の産駒にはアドマイヤグルーブなど、数々の重賞馬を輩出した名牝となりました。

そして、その後、ウォッカが牝馬ながらにして日本ダービーを勝ち、のちにジャパンカップも制するという牡馬顔負けの成績を残しています。
その後はコンスタントに牝馬ながらにして牡牝混合のG1、しかも2000m以上のG1を勝つ馬がたくさん出てきています。
この記事を書いている2020年12月では、秋のG1戦線については牝馬ばかりが目立っている様相で、まずは牝馬クラシック三冠馬のデアリングタクトが史上初の無敗での牝馬三冠馬となりました。
2020年は歴史的な年なのか、牡馬も無敗クラシック三冠馬が登場しました。
しかしながら最初で最後の対決と言われたジャパンカップではもう一頭の牝馬三冠馬にして現役最強の呼び声高いアーモンドアイと、いまだ無敗の三冠馬二頭による三強対決となりました。
ここで、アーモンドアイが牡馬の無敗三冠馬であるコントレイルに初の土をつける事態となり、もしかしたら年度代表馬は三冠馬二頭を差し置いてアーモンドアイが戴冠する可能性が高いと見られます。
デアリングタクトは、ジャパンカップでアーモンドアイ、コントレイルに次ぐ3着という決着になりましたが、上の2頭がいなければ圧勝ともいえる着差で、やはり牝馬が強いという構図には変わりがないように見えました。

しかも、このアーモンドアイも、デアリングタクトの両牝馬は、どちらも一口馬主クラブの馬です。
どちらにも出資するチャンスがあったわけです。
こうなると、牝馬だから×というのは正しくなく、正当に評価したうえで出資可否を決めなければいけないでしょう。

大きなレースでは牝馬の活躍は目立つ

まず一つ言えることは牡牝混合のレースに出てくる牝馬で、人気する馬はそれなりに走ります。
というか、牡牝混合のレースでも牝馬に印がつく時代だと言った方がいいでしょうか。
エアグルーヴの時代より以前は、牡牝混合レースに出走してまともな印がついた馬はエアグルーヴとヒシアマゾン、ダート戦のホクトベガくらいです。
しかも、ホクトベガ以外は印を裏切るケースも多かったのです。

それが、ここ近年は、ダイワスカーレットが牝馬で有馬記念を勝ったり、アーモンドアイは牝馬クラシック三冠馬ですが、その後はジャパンカップ、有馬記念、天皇賞秋など、牡古馬一線級とまともに対決して圧勝ともいえる勝ち方をしてきました。アーモンドアイだけなら、この馬が特別強かったと言えるのですが、ここ近年はウォッカ、ブエナビスタ、リスグラシューなど、古馬で秋のG1戦線で活躍したような馬も多数出てきました。現在もグランアレグリアや、クロノジェネシスといった牡馬が相手にもならないような一線級が存在しています。
少なくとも、重賞戦線まで出世できれば、牡牝混合で牝馬だからと言うだけで馬券対象外にするのはいささかよろしくないでしょう。
前走までの実績などをしっかりと確認される方がいいと思います。

一般レースまですそ野を広げて確認すると。。。

とはいえ、重賞ではそうかもしれませんが、一般レースにまで広げて牡牝の差を比べてみるとやはりその差は明らかです。

勝ち上がり率で見てみる

牡牝混合の勝ち上がり率(JRAで1勝できる確率)が31.455%なのに対し、

  • 牡馬:34.386%
  • 牝馬:26.263%

と、実に8%近くの開きがあります。
これはかなりの大きな差となります。

また、姓別関係なく全競走馬の平均勝鞍数が、全体平均では0.994勝となり、全馬がで平均しても1勝に満たないことを示しており、こちらの数字を牡牝でわけると、

  • 牡馬:1.13
  • 牝馬:0.785

と、牡馬の方がやはり勝鞍に恵まれる可能性が随分高いことがわかります。

獲得賞金の差

大きなところで活躍できる牝馬が増えたことで、勝率は牡馬に勝てずとも、獲得賞金は牡馬に肉薄するのではないか?ということで、獲得賞金も確認してみました。

全体平均が11,792,681円ということで、何戦か走って、1勝C程度の獲得賞金が平均値となります。

  • 牡馬:14,480,851円
  • 牝馬:8,335,817円

ということで、獲得賞金についてはもう少しで2倍の開きになるくらいの差が出てしまいました。
一口馬主を投資と考えるのなら、出資価格は牡馬の半値程度で妥当と言えるのかもしれませんね。
一口馬主の牝馬には年齢に基づく引退規定があります(繁殖牝馬に回すから早めに引退させたい)。その分繁殖牝馬に回る場合に10%程度の返還金があったりもしますね。
その分募集価格が安くなり、期待獲得賞金が低くなると考えるのが良いでしょう。

投資的観点から牝馬は買いなのか?

結論として、牝馬はポートフォリオ対象として組み入れてもいいのかどうかというのが重要です。
すべてがダメではないと考えます。
牝馬に出資する際に気を付けたいのは

  • 勝ち上がりできるのか
  • 大きなところまで出世できそうか
  • 新種牡馬ならチャレンジの価値あり
  • 早いうちからデビューできそうかどうか

当たりを気にしながら出資可否判断をされるといいのかなと思います。

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