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地上波はもうオワコン?動画配信サービスを見て感じること

地上波はもうオワコン?動画配信サービスを見て感じること

先般、満を持して視聴したのがAmazonPrimeで視聴可能な【有田と週刊プロレスと】。
こちらをいよいよ見てみました。
見始めると止まらないことがわかっていたので、ちょっと仕事が早く終わって、土・日も休みだった金曜日の昼から見始めて日曜日までにSeason3まで見ました。

動画配信サービスのいいところ

AmazonPrimeは自分で選択して視聴できるサービスなので、空いている時間や暇な時間。電車待ちなどで視聴できます。
また、ダウンロード機能がついているので、外出時にも、あらかじめお家でダウンロードしておけばパケットを使わずに外出先で視聴可能です。
地上波TVは、番組配信に時間が決まっていて、昔なら、その時にTVの前にいなければいけませんでした。
今はビデオ録画が一般的ですし、CMカット機能も付いていて録画したうえで見ることもかなり多いのではないでしょうか。
しかし、動画配信サービスなら、見たいときにいつでも見れるというメリットに、録画のし忘れがありえないので、見逃しがありません。

AmazonPrime番組~有田と週刊プロレスと~

有田と週刊プロレスとというコンテンツ(番組)は、くりーむしちゅうの有田哲平さんが、本番で突然渡される1冊の週刊プロレスを見て30分語るという番組です。
プロレスの番組ですが、映像は一切なく、週プロの写真の拡大のみが絵としては登場します。あとは、有田さんが書いた黒板です。
そんな番組面白いのか?
と、思ってしまいますが、これが面白い。
長州力の全日参戦や新日出戻り、前田の追放事件や海賊男事件からつながる暴動事件など、民放では語られないであろう事件を有田さんの目線で説明、語ってくれます。

時代的にはUWFから第二次UWF時代、Uインターから三銃士、全日は天龍のSWS移籍から四天王時代の頃の話が多いのですが、そのころプロレスを見ていた人なら誰しもが『あーあの事件ね。』と思う事件がかなり取り上げられています。
また、今の時代、探せば当時の試合の動画がアップされていたり、新日に至っては動画配信サービスを契約していれば過去の試合がほぼすべてアーカイブで視聴可能だそうなので、映像がなくても、補完できます。
また、民放の番組と違い、いつでも一時停止できるので、停止して試合を見て、番組を見てまた停止してを繰り返しながら見ることで、映像も見ながら、有田さんの解説を楽しめる番組です。
多少でもプロレスを見たことがある人は絶対一度見られることをお奨めします。

動画配信サービスの番組を見て思うこと

特にこの有田と週刊プロレスとを見て思ったのですが、NGが基本的に無いんだろうなと思いました。
もちろん、放送禁止用語を言いまくっているわけではないです。

テレ朝が…日テレが…と同時に出していえる、比較するというだけでもすごいこと

日テレの番組内でテレ朝のワールドプロレスリングはどうこうで、うちのプロレス中継はこうなんだ
なんてことを簡単にいえないのはお分かりだろうと思います。
当時、日テレには全日本プロレス、テレ朝には新日本プロレスが付き、プロレス番組を放送していました。
なので、全日の放送で猪木や橋本ということはできないですし、新日のマットでジャンボ鶴田なんていっちゃいけない時代がありました。

長州力はとんでもない人

そんな時代に、長州力という選手は新日をやめ突如として全日マットに参戦します。
そしてそのマットの上で藤波!と、マイクパフォーマンスをします。
とんでもない人です。
これは、裏番組で司会をしている人の名前を連呼しているようなものです。業界のタブーですね。
テレ朝、日テレの人にしたら、『長州…何やってくれんだよ』って話でしょうね。
しかし、そのタブーが地上波テレビを面白くなくしているのかなと感じるのです。

有田と週刊プロレスとは、そもそもAmazonが企画し制作した番組で、地上波が一切絡んでいない(と思われる。協力は仰いでいるのかもしれないが)ので、テレ朝が当時こうで、日テレがこうで。。。と比較につながるし、全日がJ鶴田・天龍の時代は新日は藤波・長州だったというような地上波では比較すること自体がタブーなことを毎回普通にやってのけます。
全日と新日を並列に書いて時代の流れとレスラーの一覧を表にするだけでも鳥肌ものです。
民放で放送するとしたら、この番組は日テレ?テレ朝?たぶん無理でしょう。テレ朝でやれば新日の話”のみ”になるでしょう。

忖度と気遣いなしの差

当然のことではあります。
当時の新日はテレ朝から役員が派遣されるくらい密接でしたから、ワールドプロレスリングで日テレがついている全日のレスラーを紹介するわけがないですし、新日こそ日本No1であるといい続けるしかないわけで、当然なのです。
番組スポンサーであったり、出資者であったりいろんなものが絡みますから、自分のところが1番じゃなきゃだめなのです。
なので、ライバルはハナから存在していなかったかのように振る舞うしかないのです。

週刊プロレスの協力を仰いでいる番組。。。だけど週刊ゴング

ある回で語られるのは、週刊プロレスが主催で開催した東京ドーム大会の話。
週刊プロレスが協力している番組ですから東京ドーム大会がどんな大会だったかを語るのは何の問題もないはずです。
実際この大会はすごいことになっていて、新日・全日ともにトップ選手、トップのタッグを出しています。
6万人を超える観客が来場した、興業団体ではない週刊誌が興業を打つという前代未聞の大会です。
週プロは自らが主催者なのですから紙面もそうですが、大々的に謳いますが、他紙はどうでしょう。自分の雑誌でライバル雑誌の大会を称賛するなんてなかなかできないですよね。
そんな中、運命のいたずらのように天龍が率いるSWSという団体が、同じ日に、隣の後楽園ホールで興業を打つことになっており、また、週プロはSWSを今でいうヘイトスピーチをやりまくって関係性が超悪化しているときでした。天龍さんはドーム大会にボロ負けを覚悟で東京ドームには選手を派遣せず、SWSの自主興行を行うことを決意するのです。
当時週プロは、SWSに対して、選手へのギャランティ(破格だったらしい)はもちろんのこと、後楽園ホールのキャンセル料などもすべて持つから参戦してくれと依頼したそうです。自分で興業を打つより収益が大きい話だったのに、きっちり断ったそうです。
週プロの興業が面白くなかった、もう一つの格闘技雑誌の週刊ゴングが全面支援。そして、ドームにも選手を派遣していた新日は、個人的に長州力がSWSに参戦するというカオスな事態。
当時この行為をフラットにそして明確に説明してくれる媒体は何もなかったと記憶しています。
この隣り合った会場で行われたプロレス興行は実はどちらも満員札止めの大成功を収めています。
週プロは編集後記でSWSの興業もすごかったというコメントを残しています。

この一件を、週プロ協力の番組で、ゴングはすごかったとか、SWSも大成功したとか、よく言えるなぁと思いながら見ていましたが、週プロも過去のことだと思っているのか、何の制御も忖度もなさそうで、かつ、都合の悪いところの編集もされていなさそうな感じで、有田さんが今回だけはゴングが見たいと連呼していました。
これが許される番組は面白いに決まっていますよね。

最近の民放はなぜ面白くないといわれるのか

私はダメになっているわけではないと思っています。
先述したようなNGがおおらかな時代と比べ異常なまでに増えていて、コンテンツが作りづらくなっているのが1つ。
もう一つは業界のタブーが1つ。
同時間帯に同一人物が裏番組に出ると業界を干されるレベルの問題なんだそうです。
言わんとしていることはよくわかります。よくわかりますが、今の時代でもダメなの?
と、ついつい思ってしまいます。
TVのほとんどは生中継ではなく録画であることをみんな知っています。
そうなってくるとこっちにもあっちにも出演していても何らおかしくないのですが。。。
私たちの生活だったら当たり前のようにありますよね。
Facebookのメッセンジャーでやり取りしながらLINEでもやり取りしているなんて日常茶飯事だと思いますが。。。
ましては、動画配信サービスは好きなときに好きな番組を見られるので裏も表もありませんしね。あの人はあの女優のAテレビのドラマを見ていて、同じ時間にこの人はあの女優のBテレビのドラマを見ている。。。なんて当たり前ですよね。

こういう、TV業界のタブーやNGが多すぎて、息苦しくなっているんじゃないかと思います。
つぎに、収益構造です。
民放テレビは、基本的に私たち視聴者は無料で見ています。(NHKは別です。受信料で成り立っています)
無料で閲覧できている代わりと言っては何なのですが、CMというスポンサーの広告を番組の中に差し込んでいきます。
こうすることでスポンサーから広告収入を得ることでTV局は成り立っているといっても過言ではありません。
すごく規模の大きなユーチューバーといえます。(ユーチューバーの収入源もコンテンツの間に差し込まれるスポンサーの動画広告が主です)
youtubeと違い、業界の慣習が多くありNGがたくさんあって、おまけに固定の広告主がいます。
ライオンがスポンサーについてるのにP&Gの商品は紹介できません。
しかし、youtubeは、固定のスポンサーがつかない、相手が選んで掲載する(ほとんどの場合自動だと思いますが)ので、コンテンツを作る側はそういうことを気にせずコンテンツを作ります。
なので、比較動画がたくさんあるのです。

ICOSと、PloomTechの比較動画

つい先般まで、ICOSと、PloomTechはどっちがいいのか?という話をよく聞きました。
何をもっていいか悪いか判断のしようもないですし、そもそも仕組みがまったく違うので本来比較できるものではないのですが、利用者側の視点に立つと、どっちか一つ買おうと思ってるんだけど、実際どうなの?
ってことを知りたいはずです。なので比較動画、で、あっちはこういうテイストでこっちはこうだみたいな比較動画がたくさんあって人気コンテンツでもあったりします。
これは地上波ではやっぱりなかなかできないですよね。スポンサーにJTとフィリップモリスが入る番組なんて見たことが無い気がしませんか?

裏を返せばスポンサーの意向がすべて

構造上仕方がないわけですが、地上波はスポンサーがすべてです。主となる収入がCM放映収入ですからこれは仕方がありません。

もう一つ放送法の問題があります

地上波放送は放送法という法律で縛られています。
細かいルールまで知らないのですが、確か地上波放送は、放送できるエリアに定めがあって、要はフジテレビが全国にそのまま番組を放送できないから地方放送局会社があるんだったと記憶しています。
だから、田舎はキー局をそのまま見ることができない仕組みですし、小さな在京TVは、地方局を作れないので在京ローカルとなってしまいます。
テレビ東京は、独自の視点でアニメやドラマを作っていて評判がいいのですが、田舎で見れることはほとんどありません。こういうことが起きます。
だから、インターネットで配信できれば、TV局も巨大なアンテナを立てなくて済むし、いろいろと都合もいいのでしょうが、放送法で守られた(縛られた)会社ではインターネット配信もままなりません。
結果動画配信サービスを提供する会社と資本提携などを結び、過去のドラマコンテンツなどを配信する流れになります。

このように、構造的な問題から、地上波TVは結果的につまらないものに見えてしまいますし、逆に縛りから解き放たれている状態のネット配信は自由で闊達なので面白く見えてしまうのです。

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