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2020年度産駒の募集を考えてみる~一口馬主出資対象馬の血統診断~

2021年となりはや3か月がたとうとしています。
昨年2歳馬だった2018年度産駒は3歳となり、クラシックトライアルも始まっています。

残念なことに、私のポートフォリオ馬2018年度産駒はいまだ3頭が怪我で未出走となっており、どうにも評価のしようがありません。
とはいえ、ポートフォリオ内の競走馬で、募集総額の安い方の2頭が勝ち上がりのめどが立つ走りをしており、少なくとも勝ち上がりについてはある程度予想ができる範囲内にあるのかなと思っています。

そんな中で、ちょっとずつ先行募集などで本年1歳、来年2歳となる産駒の募集がちょっとずつ始まってきました。

種牡馬の傾向

2020年度産駒というのは種付けが2019年です。
なので、新種牡馬などについては、2020年の2歳馬の競走成績を加味する前に種付されているので、モーリスあたりは2020年度産駒も良質な母馬が集まっていると考えられます。
同様にドゥラメンテあたりも同じでしょう。
また、昨年の実績は加味されていないのが2020年度産駒なのでエピファネイアもデアリングタクトが無敗の三冠馬になる前に種付されています。
なので、現1歳~デアリングタクト世代の現4歳世代まではエピファネイアのナチュラルな、種牡馬としての力が確認が取れるものになるでしょう。
その上で、今のところデアリングタクトだけではなく、様々な適性を持った馬が輩出されており、なかなか優秀でしょう。

かたや、ロードカナロアは、完全にアーモンドアイやサートゥルナーリアを意識されたうえで母馬が集まっている状態です。
なので、良質な母親が集まっていることも想定されます。

その上で、モーリス産駒については、昨年2歳馬(現3歳馬)のデビューがあって、当初考えられていたように新馬戦を勝ち上がることが少なく、そのタイミングでセレクトセールがあったことを考えると母馬が良血の割に割安でモーリス産駒を仕込むことができたクラブも散見され、もしかしたら面白いかもしれません。
現1歳馬になってくると、血統診断的にもサンプルが出てきており、勝ち上がりについてはある程度数字をチェックできる状態になってきていますが、新馬戦からあっさり勝ち上がるということは少ないかもしれませんが、どこかで勝ち上がるという感じでとらえるのであれば昨年の評価ほど悪くありません。
晩成型であることがかねてより想定されていたことなどを考えると、2~3歳のクラシックシーズン直前までの成績で勝ち上がりの数字は悪くないというのはかなりいいのではないかと考えられます。
2020年度産駒は案外と安価に募集される可能性が大いにありますので、一頭くらいはラインナップに入れてもいいかもしれませんね。

ドゥラメンテ産駒についても同様のことが言えそうで、こちらも勝ち上がりについてはそこまで悪くないことなどもあり、安価に募集馬が登場してくるようならその価格なりに検討してもいいと思われます。

むしろ、募集価格が上がりそうなのはエピファネイア産駒です。
種付料も跳ね上がっており、デアリングタクトが登場する前の種付けである2020年度産駒でさえ募集価格は高額になる可能性が大いにあります。
昨年のセレクトセールの時点でデアリングタクトは2冠を達成し、三冠についてもほぼ確定くらいの勢いで言われていた時期であり、実際に史上初の無敗の牝馬三冠馬となり、その上に、三冠馬三頭対決となったジャパンカップで2頭の三冠馬(アーモンドアイ、コントレイル)に負けたとはいえ、それに次ぐ三着となったわけですから、評価を落とす要素はありませんでした。
なので、2020年度産駒の募集については少し募集価格にふっかけられたとしてもある程度仕方がないかもしれませんね。

ハーツクライ産駒のプレミアム化

ハーツクライ産駒については今まではディープインパクトやキングカメハメハ産駒に次ぐ第三の血統的な扱いをされていて、ディープ産駒より手ごろに出資できた種牡馬でした。
しかし、昨年発表されたのはハーツクライについてはプライベートとなりいわば種付け権は売らない、社台(ノーザン)グループで独占し、年齢も年齢だから種付け頭数も減らしていく
ということになったようです。その後、種牡馬引退も発表されたので、2021年度種付がラストクロップとなります。
なので、仮にクラブで募集がかかっても、価格は今までのような落ち着いた価格ではなくなってくることが想定されます。
早ければ本年募集予定になる2020年度産駒からさっそく価格が今まで以上になる可能性が大いにありそうです。

牝馬が多くなる?

これはあくまで私が考える予測ですが、牝馬のラインナップが増える可能性は大いにあるのかなと思っています。
クラブ所属馬は、引退後の行き先をクラブが決めることができるため、特に牝馬に関しては繁殖に戻したい馬ほどクラブ募集にしたいと生産者は思うのかなと思っています。(提供時に引退後は自分の牧場で繁殖に回るという特約を付けてクラブで募集をすることができるから生産牧場にとってもプライベートな馬主より御しやすいと考えるからです。種牡馬の場合は自牧場に帰ることは少ないため。)
特にノーザン系クラブはその傾向は顕著になりそうな気がしています。
シルクは、アーモンドアイで牝馬でも歴史的名馬になりえることを証明し、そして、それだけの競走馬をクラブの規定に従って引退時に10%で買い戻したわけです。
ここについてアーモンドアイに出資していた会員も、もともとその約束で契約しているのだから文句の言いようもありません。牝馬ということで牡馬より安く手に入れることができた上に、あれだけの競走成績を残しそのうえで引退時にまだ10%で買い取ってもらえたわけですから文句はないでしょう。
もしこれが種牡馬であれば獲得賞金並の種牡馬代金で買い取るなんて言う話ももちろん出てくるわけですが、やはりそれを考えたらクラブで募集するのであれば牝馬が良いと考える傾向になってもおかしくありません。

キャロットクラブも、看板繁殖牝馬だったシーザリオが死去してしまいました。
そのことからも神格化した母をまた作っていきたいでしょうし、アワブラの敷居をもっと上げていくためにも、積極的に有力な牝馬をキャロットにもっていくような流れができてもおかしくないでしょう。

これは大口のサンデーや社台でも似たことが言えると思っていますが、大口クラブについては会員さんが上得意様ということもあり、ある程度牡馬にも力入れそうですね。
もちろんシルクやキャロットという小口のクラブには大口の何倍もの会員がいてその会員が毎月クラブ会費を払ってくれているわけですから、クラブ退会につながらないように有力な血統の牡馬ももちろん組み入れてくるでしょう。

そういう意味では非ノーザンの小規模クラブ、さしずめ牧場系のクラブはその傾向が顕著に出そうだなと思っています。
例えば、マイネル軍団のラフィアンとウィン、そしてノルマンディあたりは牝馬の有力そうな馬は積極的にクラブ募集になりそうな気がします。
また、ヒダカも牧場系のクラブですから、積極的に牝馬はクラブで募集という流れが出てくるかもしれません。
牧場から安価に提供してもらいたい意図もあってローレルクラブも、現2020年度募集馬6頭はすべて牝馬ですね。その後追加でかかった募集馬もほとんどが牝馬でした。
血統的に競走成績もそこそこ期待できるかもしれませんが、母になって面白そうな血統が多い気がしました。

競走馬は競り市などで調達してくるバイヤー系と言われる東サラやサラブレッドクラブライオンは、繁殖にまわすという意図よりクラブの競走成績さしずめデビュー率と勝ち上がり率に意識があるでしょうから、牝馬より牡馬、芝よりダート、長距離より短距離という傾向が強くなっていくかもしれません。

ただ、そんな中でも、提携している牧場に、繁殖牝馬を回したい意図があるようなら、良血の牝馬を勝ってきて引退後はノーザンではなく自分たちが抱えている牧場で繁殖牝馬として戻す可能性もありますから、一定数の牝馬は募集馬の中にいると思われます。
ただ、競り市などで落札して持ってくる競走馬が自然と増えてくることと、東サラはラインナップのブランドを高めていきたい意図から、そこそこ高額の競走馬が多く、厩舎も一流どころをそろえていくぶん、募集価格が高くなる傾向にあり、1勝や2勝ではペイできなくなりつつあると考えています。
ライオンはそこそこ手ごろな価格で、おまけにセレクトセール落札馬が半分程度ラインナップに入ってきますがなにぶん今のところクラブの成績が悪く、期待を込めた2018年度産駒の有力どころは軒並み怪我だやる気がないだで、今のところいい成績を残していません。
何かが変われば一気に状況は変わっていくと考えていますが、2018~2019年度産駒が全くダメだった場合、会員が減少してしまう可能性も否めません。
なので、まずは走ること、掲示板の常連になること、そして勝ち上がり馬が増えていかないといけないのかなと思います。

ライオンの19産駒についてはさっそく新馬勝ちした馬が現れたほか、有力な2歳馬が何頭かいるようです。
おまけにユニコーンライオンが重賞を勝ち、その後チャレンジだと言って出走した宝塚記念で2着という好成績を残しました。
秋はG1戦線に打って出るということで、ライオンの名声も轟くことになりそうです。

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