日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。

サイト内検索

一口馬主ポートフォリオ~2018年度産駒ラインナップを見つめ直す~

2018年度産駒出資馬を再度見つめ直してみる

2018年度産駒、現三歳馬(2021年9月現在)達の未勝利戦も終了し、勝ち上がれなかった馬たちの今後が大体決まってきました。
JRA所属のまま格上挑戦で勝ち上がりを目指す馬もいれば、地方へ移籍してJRA復帰を目論む馬、地方のまま競走馬として生き残りをかける馬、ファンドを解散してサラブレッドオークションで別の馬主に引き取られる馬、引退繁殖に回る馬、完全に引退してしまう馬など、たくさんの道筋があります。

改めて自分自身が出資をした18年度産駒たちの現状を確認して、私の出資は現状で、成功しているのか失敗しているのか客観的に見てみようと思います。

2018年度産駒ラインナップ(募集価格の高い順)

【ブレイブライオン】フラーテイシャスミスの2018~投資のための血統診断~

【バトルフロント】(牡)~投資のための血統診断~アーマインの18-サラブレッドクラブライオン

【オンヴァガニエ】~投資のための血統診断~ゴーファイトウィンの2018

【プレイイットラウド】~投資のための血統診断~フランチェスカの2018

【ロンコーネ】~投資のための血統診断~サマーティアラの2018

【フォルティウス】~投資のための血統診断~プリンセスネージュの2018

ローレルクラブの追加募集馬【ラヴォラーレ】ピアノコンクール18に出資しました

上記7頭に出資しています。

出資時の想定

ブレイブライオンは高額の馬でポートフォリオというより夢出資でした。
5000口募集の1口出資ですので、そこまで何かを期待するというより、初年度の出資だったため、1頭くらいは超良血で血統的にG1の舞台に立っていてもライバル馬と比べてそん色のない血統というだけの理由で出資しています。
それ以外のお馬さんについては、4000万以下で、1頭はG1勝ち馬を輩出している種牡馬の産駒を入れること、それ以外は基本的に血統診断の勝ち上がり確率がJRA平均の31%以上であることを基本として出資しています。
初年度は、なるべく総合勝ち上がり確率の高い馬、総合評価がない場合は母系の勝ち上がりの良い馬により積極的に出資しました。
また、私の出資ルールの一つに、牡馬と牝馬がいた場合、牝馬については割引材料としていて、よほどとびぬけていない限りは牝馬に出資をしません。
実際に、2020年度産駒までで出資を決めたのは1頭のみとなっています。

18年度産駒で例外は1頭、ロンコーネです。
ロンコーネは勝ち上がりについては平均以下でした。
ただ、適正募集価格は正規の募集価格の2倍以上という数字が出ていたことと、丈夫さ、元気さで出資を決めました。
これも重要な要素ですね。

では、以下で実際に未勝利戦終了時までに勝ち上がりができた馬を見てみたいと思います。

勝ち上がりができた2018年度産駒

ラヴォラーレ

本当はおそらくブレイブライオンが1番目の勝ち上がりとなって、私の想定通り、超小口で儲けはないけど、勝ち上がりの嬉しさや上位クラスで戦うわくわく感をブレイブライオンで最初に味わうのだろうと思っていました。
しかしながら、面白いことに、初勝利、2勝目、連勝、そして重賞挑戦と、ブレイブライオンが達成してくれろうだと思っていたことをすべて、一番の安馬だったラヴォラーレが味あわせてくれることになりました。

デビュー戦は芝でのレースで、あまり良いところを見せられず、2戦目はダートに替わって一瞬の脚は見せてくれたものの、あまり良い印象がなかったのが事実でしょう。
しかし、明けて3歳となった3戦目で直線粘りに粘って2着。その後蹄骨の骨折が判明し3か月の休養。もちろん前走2着連対をはたしているのでそこそこ人気になっていたのですが、それでも骨折療養明けから勝ち上がると思えなかったのですが、距離的な適性があっていたのか、4戦目にして勝ち上がり。一口馬主ポートフォリオで初めての勝利となりました。

そして、次戦は1勝クラスに昇級したところでのレースです。
しかもダービーが終了した以降の週だったので古馬に混じっての挑戦となりました。
勝ち上がり直後だし、3歳だし、しかしながら3歳の減量と鞍上が減量騎手ということで実に古馬と比べると6㎏の斤量差があったので、一発はあるかもしれないと思っていました。
ここもあっさり勝ち上がり、連勝、2勝クラスへと出世しました。
勝ち上がり、要は1勝するというのはJRA全体で31%が平均となっていますが、もちろんそこから先2勝Cに出世するとなると全体で見たら10%もないのではないかと思いますが、それを最安値馬が達成してくれました。
その後3歳限定のダート重賞であるレパードSへ出走。初めての重賞挑戦となりました。すべての階段をラヴォラーレが登ってくれているような状態です。

【ロンコーネ】~投資のための血統診断~サマーティアラの2018

ロンコーネは先ほど述べましたが、血統診断的には良い!という感じの診断ではありませんでした。
ただ、募集価格的に、勝ち上がれなくとも、入着を繰り返せるくらいであれば、それで馬代金がペイされ、地方などに転籍してJRA復帰要件をかなえて1勝クラスで古馬になってからもコツコツ走ってくれればもしかしたらマイナスは無いかもしれないという計算から出資を決めました。
それは丈夫さと元気さです。
馬体写真を見ても丈夫そうだし、コメントでも元気で丈夫なため育成もビッチリと行えているようなコメントが散見されていたので、ダメもと的な感覚で出資を決めたのです。
ラヴォラーレが最安値で、ロンコーネは3番目の安馬だ。
この2頭が勝ち上がるというのが何とも数奇な運命というか。。。

ロンコーネはラヴォラーレが未勝利戦を勝ち上がった翌日に未勝利戦を勝ち上がりました。
ロンコーネは未勝利戦を勝ち上がるまで馬券圏内を外したことがない優秀さで、最初から素質の高さが光っていたのだと思います。
未勝利戦を勝ち上がる前に獲得賞金は1000万を超え、募集代金を回収してしまっていました。
その上でしっかり夏前に勝ち上がり、夏は全休、秋競馬に控えることになりました。
10月にも復帰する予定となっており、馬体も大きくなったということです。
ロンコーネについては以前会報で、あるライターさんが、この馬は3勝クラスまでは確実に出世できるはずだとコラムに書いておられました。
今後も期待したいところですね。

勝ち上がりは2頭

ラヴォラーレとロンコーネの2頭が、未勝利戦があるうちに勝ち上がりが達成できたお馬さんとなりました。
7頭中2頭の勝ち上がりですから、28%の勝ち上がり率ということになります。JRA平均に近い数字となっています。

ただ、私の血統診断で勝ち上がり確率が高い馬に出資しているはずなので、本当はもう1~2頭勝ち上がってくれないと数字としては正しかったと言えません。
なので、いまだ未勝利の馬たちを再度確認してみたいと思います。

ブレイブライオン

ブレイブライオンは2歳でデビューして2戦2連対。3戦目こそ確勝でという勢いで調教を重ねていたところ屈腱炎が判明。ほぼ1年近い休養というのが現在です。
今後はJRA在籍のまま格上挑戦で勝ち上がりを目指すことになっており、秋にも復帰しそうな感じです。
もしかしたら3歳世代3頭目の勝ち上がり馬になる可能性が大いにあるのかなと思っています。

バトルフロント

幼駒時代は順調に育成が進み、入厩、ゲート試験合格とスムーズに進みました。
ゲート試験後一旦外厩に戻り、レースに向けて仕上げていく過程で、ノド鳴り発症、喘鳴症判明となり、手術を行うことになりました。
術後再度育成へと進み、時間はかかりましたがデビューとあいなりました。
しかし、ノド鳴りが完治していないことと、馬が苦しいことを覚えてしまったということ、血統的に前向きさに欠けているのか、最後は走るのを辞めるという癖がついてしまったそうです。
結果JRAで3戦して全くいいところもなくJRA所属から外れファンド解散、サラオクで売却されました。
その後は金沢競馬で何戦か走っていますが、最下級クラスのC級でもいいところが見せられないようで、どうにも。。という感じになっているようです。

オンヴァガニエ

血統診断的には一番評価していたのがオンヴァガニエ。
ブレイブライオン同様、2歳のうちにデビューできそうだということで私のポートフォリオ内では先陣を切って本州へ移動、入厩、ゲート試験と進んでいました。
ゲート試験が終わって、いよいよデビューに向かおうとしている矢先の調教。調教のタイムが報告されたのちに、現在診療所で診断を受けているという報告がクラブよりありました。
結果、座骨の奥深いところを骨折していることが判明、長期療養を余儀なくされます。
その後、骨折箇所も癒えてきて、再度復帰に向けて育成し、そろそろ入厩の目途も立ってきたかなというタイミングで突然立てなくなるほどの状態になったと報告。
一旦トレセンの診療所で診断してもらうために馬運車に乗せても、2~3時間の輸送にも耐えられなさそうということでトレセン移動も断念。
そのまま外厩で療養することになりました。
はっきりした診断結果が出てこないままおそらく捻挫ではないかということで、しばらくの間安静にしていると徐々に回復。
3歳の夏頃には騎乗運動を再開というところまで来ました。
しかし、3歳の夏で未勝利戦は終了します。
残念ながら未勝利戦のあるうちにデビューとはなりませんでした。
現在のところ、南関東所属でデビューを目指す予定とクラブより報告があり、現在は順調に育成を重ねています。

怪我がなければもしかしたら。。。と思わせる一頭ですし、まだ一度も走っていませんから、南関東でいい走りをしてくれればいいなと、今でも期待しています。

プレイイットラウド

ダートの中距離に向いていそうな血統のプレイイットラウド、評価も悪くなく、価格も手ごろで、ダートの中距離適性がありそう。
21年の秋に開催されるJBCは、金沢競馬で開催されることを考えての出資でした。
ラウドは、なにせ気性に問題があり、入厩直後から馬房で旋回する旋回癖がきついとの報告が毎度上がっていました。
デビューしても、旋回癖からくるスタミナのロスにプラスして実際に競馬場でも入れ込んでしまって、スタート前からスタミナ切れという状態でのデビューだったそうです。
しかし、たぶんデビュー戦が一番まともで、このままコツコツ成長していけば3歳の春くらいで目処が立つんじゃないかと、最初は思っていました。
2戦目、3戦目と進むにつれ、調教師のコメントとしては旋回癖がひどくてスタミナをロスしすぎているというコメントが目立ってきました。
そして、とどめに転厩となりました。
この転厩は馬房の下地を削り取るほどの旋回癖で、馬房を壊したと。調教師の手におえないということで関西へ転厩となりました。
受けてくださった調教師は元々旋回癖のひどかった馬を重賞馬にまで押し上げたということで癖のある馬はお任せくださいという感じの調教師だそうだ。
それならもしかしたら...と思ったが、転厩後のレースでタイムオーバーをくらう惨敗。
まったくレースができてない状態だった。
結局その調教師にも匙を投げられるような格好となり、ファンド解散、サラオク行きとなった。
その後、去勢し北海道で走っているようだが、バトルフロント同様、下級クラスでも苦戦しているようだ。

フォルティウス

18年度産駒としては2番目に安価なお馬さんがフォルティウスです。
血統診断は非常に良い数字でした。
ただ、1000万を切ってくるほどの安馬の場合、期待獲得賞金などより、勝ち上がり確率が重要です。
なぜなら、1勝できればそれで馬代金がペイできて、あとは飼い葉代以上を稼いでこれるかどうかになるからです。
なので、丈夫さと、勝ち上がり目処が立ちそうかどうかなのです。
その点でいうと、ロンコーネより脚も細く怪我の可能性はありそうでしたが、丈夫そうで息が長そうだけど血統診断はあまりよろしくないロンコーネを買うのなら、血統診断は良さそうだけど細そうで怪我の可能性がありそうなフォルティウスの組み合わせは面白いかもしれないというのもあって2頭を一緒に申し込みました。

結果としては想定通りになったというか、2歳時、本州への移動も見えてきたというタイミングで骨片の除去手術を行うことになりました。
そこまではずっとロンコーネの相棒として一緒に育成をしていました。
手術のタイミングとロンコーネの本州移動のタイミングはかなり近かったのも覚えています。もし、これがなければ一所に本州に移動してほぼ同時期にデビューしていたかもしれません。
骨片の除去手術であれば復帰までにそこまで時間はかからないのが一般的なのですが当馬については想定以上に時間がかかりました。
結局デビューできたのは3歳の夏となりました。
もう、未勝利戦の残りが少なくなってきているので出走馬は殺到していて、基本的にはほとんどすべての馬が既走馬です。
1戦目はデビュー戦だから。。。なんて言っている余裕もない状態でのデビューでした。
結果としては2桁着順でしたがデビュー戦にしての着差は2秒以内だったので悪くなかったと思っています。
その後もう1戦はできそうな間隔でしたが、次にソエがチクついて来たらしく、リフレッシュ放牧から帰ってこれませんでした。

結局帰厩したのは未勝利戦が終了した9月。
まだ1戦ということ、調教師がこの馬はまだまだ走るはずだと考えているようで、そのままJRA所属で、格上挑戦で勝ち上がりを目指すことになったようです。

未勝利馬から勝ち上がり馬は出てくるか?

ブレイブライオンはもしかしたら重賞クラスまで昇ってもおかしくないと今でも思っています。
ただ、この馬は出資口数が大きく違う小口なので、勝ち上がっても勝ち上がれなくても今のところポートフォリオ的にはあまり意味はありません。
ただし、血統診断的な正しさの検証という意味ではブレイブライオンが勝ち上がってくれればとりあえず血統診断プログラムは方向性としては間違っていないという自信につながるかと思います。
それ以外ではオンヴァガニエはいまだ未出走馬なので、期待しています。南関東ならそのまま南関所属で出世を続ける可能性もあります。面白い存在になる可能性はあるかと思っています。
フォルティウスはもう1戦走って見ないことには何とも言えませんが、おそらくあの走りなら、地方に転出すればあっさり3勝くらいはしてきそうかなと思っているので、JRAへの復帰は可能性があるのかなと思っています。
これを勝ち上がりとするのかどうかは微妙ですが。。。

18年度産駒の投資は成功か・失敗か?

まだ現役で賞金を稼げる可能性が多い残っているので、この時点で成功や失敗を語るのはちょっと違う気もしますし、また、単年度での成功・失敗も意味がなく、全世代を通してを確認するべきではあります。
が、まだ初年度馬が3歳という状態で、現2歳馬もデビューした馬が現在のところ1頭です。
なので、18年度産駒単年度で見たときにどのくらいだったのかを見ておくことで今後の出資検討にも役立つと考えています。

その上でまず未勝利戦が終了した時点での勝ち上がり2頭、これは少し物足りない印象です、もう1頭は勝ち上がっていてほしかったところです、しかしながら、3歳世代でケガや病気がなくデビューにこぎつけられた馬がプレイットラウド・ロンコーネ・ラヴォラーレの3頭(ブレイブライオンは別で考えています。。。)だったので、何とも言えないところです。
なによりも痛いのはやはりバトルフロントで、ブレイブライオンを除くと最高値のお馬さんですから、勝ち上がりとまで言わずとも入着程度は繰り返してほしかったところです。
まったく前段に立つことなくファンド解散になっていますから、もちろん投資としては、負債がガッツリ乗っかった感じになりました。
現役でファンドを継続している場合はまだ自身が稼いでくる可能性も残っているのですがすでにファンド解散済みで別馬主になっています。(仮に継続していたとしても、地方での成績も惨憺たるものですが。。。)
元々の素養の高低ももちろんありますが、何よりもノド鳴りが判明した時期も悪かったですし、苦しさのトラウマがついたっぽいこと、前向きさに欠けるなどいろいろ問題もありました。

オンヴァガニエの骨折による離脱も痛かったですね。
バトルフロントとオンヴァガニエ、この2頭のうちどちらかは勝ち上がるだろうと目論んでいましたから。。。
望外の活躍をしたロンコーネとラヴォラーレ、あとフォルティウスの1000万以下の募集馬3頭についてはこのうち1頭が勝ち上がってくれればその勝ち上がった馬でこの3頭分は稼いでくれるだろうと思っていました。そういう意味ではこの3頭については上々の出来で、フォルティウスについても、まだ1戦ということで先がありそうな気配ですから、ここは良かったと思います。

こう見ると、ロンコーネとラヴォラーレの2頭にプラスして、ブレイブライオン以外でもう1頭なんとか稼いでくれる馬が現れてきてくれたらそれで理想的なポートフォリオがくめていると言ってもいいかと思っています。
現状では、オンヴァガニエとフォルティウスです。どちらかでいいので自分の馬代金程度でいいので稼いでくれれば、あとはロンコーネとラヴォラーレで回収という構図が見えてくるかなと思います。

Return Top