2勝を挙げている実績のあるコースへの出走となったラヴォラーレ。
鞍上も乗り替わり、復活を掛けてレースに挑む
騎手の乗り替わり
前走三浦騎手での2戦目。人気も集め期待の度合いも大きかったレースでの惨敗。
当初は今走も三浦騎手で出走の予定とアナウンスがあった。
三浦騎手はG1こそ勝てていないのだが、毎年TOP30には入ってくるジョッキーだ。
悪いとは言えないが、前走の惨敗がやはり引っかかる。
直前になって、三浦騎手が病欠となり、急きょ田辺騎手へと乗り代わりとなった。
調教が・・・
一週前追い切りの時からちょっと不安が残る。
調教だ。
あまり駆けないとはいえ、先着できない併せ調教が続く。
今までも駆けているわけではないが、併せ調教では先着するケースも多かった。
当然明けて4歳、古馬と言われる馬になってきているのだから調教とレースを覚えてきて、力を出すべき時に出すような馬になってきているのかもしれない。
とはいえ、やはり少し重い感じもするし、不安が残る。
パドックにて
増減なし。
前走で少し重そうと言っていて、増減なしだから、決して絞れて来ているわけでないだろう。
ただ、パドックで見ている限りでは太くはない。
前走は明らかに太かったが、今走では、そうは見えない。
そして、リズムよく、周回している。
本馬場入場
騎手が乗り、本馬場へと向かう。
ここでもリズムよく歩き、キャンターで駆けていく。
その姿は頼もしく。安定したレース結果を出してくれそうな気配が漂う。
ゲートイン・スタートにて
ゲートインはスムーズ。
このあたりでおかしくなる馬ではない。
スタート。前走はスタートを失敗してしまって後方待機策しか取れなくなったのだが、今回はポンと飛び出した。
テンが早い馬ではないが、好スタートからゆっくりと先団~中団に取り付けるのがうまい最初のコーナーに向かったときは3~4番手の位置。
3番手の馬が2番手の馬の外を回す。2番手の馬も1番手の馬の外を回す。
回して回しての1~3番手。そこにさらに外からかぶせたラヴォラーレはうちから見るとずいぶん離れた外となってしまった。
あまりにも外になったためだろうか。田辺騎手は抑え、5番手へと下がりうちへと付ける。
しかし、この時6~7番手が少し仕掛けてきていて、最内に寄れない。これも痛かったのではないだろうか。
向こう正面にて
内にしっかり寄れたのが向こう正面の中盤あたり。
やっと一息付けた感じだが、次はコーナーに向かっていく。
ラヴォラーレの戦法的にはここから仕掛けていく。
一息付けていればいいのだが。
最終コーナーにて
コーナーに向かっていく。
ラヴォラーレにとってはここが仕掛けどころだ。
スーッと前に向かう。
左回りだとこのコーナーがうまい。
一気に先頭集団に取り付けるが、外に振らなければ前が開かない展開に。膨れた分先頭集団とに差がついてしまった。
直線にて
田辺騎手が追い出す。
ラヴォラーレは、それなりに伸びているようだが、前が落ちてこない。
勝馬は強かった。
道中付けた差を守ってのゴール。
2着に4馬身差の圧勝。
ラヴォラーレは3着ゴールとなった。
しかし、今走の走りを見ると、まだまだ走りにぎこちなさがあることと位置取りに気をつかえばmもう少し前でゴールできそうな気配が漂った一戦だった。
次走に期待したい。