勝てないまま5戦目を迎えたオンヴァガニエ。
ここでダメだと、この先どうなるかわからない。
調教内容。そして、実際の競馬も悪いわけではない。
むしろなぜここまで未勝利なのか不思議なくらいだ。
大井競馬で5戦目を迎えた今走。相手との力関係も力上位に見えるオンヴァガニエ。
調教師・騎手ともに、言えることがない。本来こんなところで足踏みしていい馬ではないとしか言ってこないのだ。
-3kgで迎えた今回。それでもまだお腹周りはぽっちゃりしている。
しかし、前走から比べれば幾分か引き締まっただろうか。
エメヴィベールとは違って、行き脚がつかないとか、そういうことはない。多少ゲートの出は良くないが、それでもゲートが苦手というほどでもない。
力関係が上位というのもあってか、ここまでは先頭集団にとりついていって直線で先頭に立ちゴールというレースをやってきた。
今回は、意識的に控える競馬をやりたいと戦前にコメントがあった。
スタート。
いっているほど後方にはいかないが、今回については騎手が促すようなことはない。
馬の好きに走らせて先頭集団のやや後ろといった位置づけ。しかし、コーナーに入るころには4~5番手あたりとなる。
直線向いてそのままのいち。
ここで脚が使えればすっと先頭に出れるのだが。
予定通りいい脚を使いながら先頭へ。
そのまま押し切ってゴール。
初勝利だ。
陣営はそれでも、もうちょっと強い勝ち方ができたとか、物言いをつけている。
期待の表れなのだろう。
これで馬も少しは勝ちの喜びを感じているのではないだろうか。
ここから連勝街道が始まると信じている。