日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

テイエムオペラオーにやっと勝てた【メイショウドトウ】~2001.06.24 阪神競馬場 宝塚記念~

活字競馬
テイエムオペラオーにやっと勝てた【メイショウドトウ】~2001.06.24 阪神競馬場 宝塚記念~

チャンピオンのライバルを応援したくなる。。。
これが私の性格だ。

美和
メイショウドトウ。。。テイエムオペラオーに何度も何度もゴール前で捲られてきたお馬さんですよね。

静寂さん
そう。僕は、チャンピオンのライバルが好きになるんだよねw
例えば、F1で言えば、シューマッハが王者としてF1を席巻していたときは唯一対抗できていたアロンソ、アロンソがチャンピオンになったら、若いハミルトン、ベッテルよりライコネン。
そしてハミルトンが王者として何度もチャンピオンに輝き始めたらフェルスタッペン、そして、2022年は21年にフェルスタッペンがチャンピオンになったから、ライバルであるルクレールを応援してるw
プロレスなら、IWGPチャンピオンのオカダより、飯伏や内藤をついつい推してしまうw
第一に、日本日本人ドライバーとかね。その次がチャンピオンの次に位置する人を応援してしまうんだよな。

美和
それでメイショウドトウなんですねw

静寂さん
テイエムオペラオーを全力で応援していたときもあるんだよ。
それは、まずは皐月賞。
当時は牝馬クラシック二冠馬のベガに問答無用のリーディングサイアーのサンデーサイレンスというアドマイヤベガが1番人気だった。
血統的な面では文句なしだったしね。
これに対してテイエムオペラオーはたしか誰も買い取ってくれなくって、テイエムの冠名で有名な馬主の竹園さんが700万くらいで引き取ってあげた馬って話じゃなかったかな。
出自が真逆なんだよね。
で、そんなテイエムオペラオーが毎日杯を勝って、皐月賞へと駒を進めてきた。
当時の皐月賞のローテーションは、弥生賞かスプリングSからの皐月賞が黄金ローテでそのほとんどがこのローテを経てきた馬が勝つのが皐月賞だった。
そんな中、黄金ローテに乗れなかった馬が重賞をさらいに来る形になりがちな毎日杯から皐月賞へと進んできたテイエムオペラオーは、当時は2番手でもなく、人気で言えば4番人気だった。
一応重賞勝ってるしねっていう評価かな。

美和
そうですよね。当時は本番前に一戦叩くのが常識でしたもんね。
クラシックシーズンなら年末に放牧に出て、弥生賞かスプリングSから始動して、春は弥生賞・皐月賞・日本ダービーの3戦っていうのがクラシック本命路線でしたよね。
皐月賞トライアルの若葉Sは、重賞はちょっと荷が重いかもと思われる馬でも高素質馬が出走してくるイメージで、毎日杯はやはりこの黄金ローテに乗れなかった馬が出走してくるイメージでしたよね。

静寂さん
テイエムオペラオーはココで皐月賞を勝利する。
この時点で僕の中ではもう応援する馬じゃなくなっててwダービーはナリタトップロード劇推しだったw
これまた押したくなるんだよねw
良血アドマイヤベガに、皐月賞を勝ったテイエムオペラオー。皐月賞で3着となったナリタトップロードは父サッカーボーイという、マイル路線で活躍しそうな血統なんだよね。
そんな馬が日本ダービーに出てくるとなればそりゃ、応援するよw
しかし、当日は1番人気となって、馬券的にはかなり揺れ動いたんだよね。
おっと、話は戻す。で、テイエムオペラオーについては2回目は、その年の有馬記念だね。
皐月賞を勝ち、ダービー、菊花賞と、ライバルのアドマイヤベガとナリタトップロードに負けて、三冠を3頭で分け合ったんだ。そのあと出走してきたのが有馬記念。
この有馬記念は先般記事にもした、スペシャルウィークとグラスワンダーのライバル対決の有馬記念だね。

あんたにおれの気持ちがわかるか…【スペシャルウィークVSグラスワンダー】~1999年有馬記念~

美和
あーこのレースにつながるんですね。

静寂さん
この時のスペシャルウィークとグラスワンダーは2頭に絞ればこの2頭に死角はないと思っていたのでこの2頭の馬連1点勝負していたが、単に応援したい馬はテイエムオペラオーだった。
結果この2頭の後ろの3着はテイエムオペラオーだったってことで自分としては大満足のレースだったね。

美和
そして、年が明けてテイエムオペラオーは王になっていくわけですね。

静寂さん
明けた5歳(現在表記では4歳)、5歳は一度も負けず、春は天皇賞春と宝塚記念、秋は天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念と秋古馬三冠に、天皇賞春秋連覇、そして、春秋グランプリ制覇といわゆるグランドスラム達成しているね。
そして、その年の秋だよね。秋のG1三戦とも2着はメイショウドトウだった。
この時点では、テイエムオペラオーが強すぎるからであって、メイショウドトウが弱いわけじゃないんだよっていう評価だよね。
だって、古馬の中長距離のG1を全部テイエムオペラオーが勝ってるんだから、3戦連続2着は、テイエムオペラオーが仮にいなければメイショウドトウが秋古馬三冠だよね。
ここで、メイショウドトウの応援に火が付いたw

美和
そしてメイショウドトウ、テイエムオペラオーは6歳になりますね。

静寂さん
5歳で日本の中長距離G1を全部勝ったんだから、これ以上何かあるのかって話になるよね。当然のごとく、5歳の有馬を勝った後は海外に行くのか?凱旋門賞か?と言われたよね。
しかしながらローテーションとしては日本の競馬にとどまることになった。
明けて6歳の緒戦、大阪杯でまさかの敗戦を喫したテイエムオペラオー。終わったか?とまで言われたよね。
で、天皇賞春を迎える。この天皇賞春見に行ってたけど、僕はメイショウドトウ単勝1点よ。
いよいよ王者交代だと、本気で思ってたからね。
しかし結果はテイエムオペラオーが復活の勝利。強い馬ってやはり本番に強いんだよね。
最後の直線も足が鈍くて、ダメそうでナリタトップロードか?みたいな勢いだったのに最後の最後ちょっと前に出たところがゴール。猛然と追い込んできたメイショウドトウも来てるには来てるんだけどやはり差し切れずの2着だもんね。

美和
そして、いよいよ今回のレース、宝塚記念へと向かうわけですね。

静寂さん
天皇賞春で復活したテイエムオペラオー。
いや、復活って言っても明けた6歳、放牧明けの大阪杯で4着と負けただけで考えてみたら5歳から6歳にかけて負けたのがそのレースだけなんだよな。
復活というより、やっと本調子に戻ったってくらいのもんだよね。
そして、少し間を開けて挑む宝塚記念。当然1番人気。しかも今言ったように結局負けてるのはこの1年半で1回だけなんだから、断然の1番人気だよな。
そして、相手も後はエアシャカールくらいという組み合わせのため、メイショウドトウも断然の2番人気といった様相だったよね。

美和
当時はまだ、馬連・ワイドくらいしか馬券種がないですよね。おそらく馬単や3連単があれば、テイエムオペラオー1着、メイショウドトウ2着という馬券がめちゃくちゃ売れている感じだったんでしょうね。

静寂さん
そうだよね。僕は今度こそメイショウドトウが逆転できると、メイショウドトウの単勝から。時は来たってやつだね。
2200m。メイショウドトウの方が適性があると考えていたし、これだけ2着の苦杯をなめ続けた、いつも1着が同じ馬っていう馬もなかなかいないよね。
メジロライアンにしたって、ステイゴールドにしたって、2着も多いが、相手が違うからね。

美和
そして、直線はしのぎ切って先頭でゴールでした。しかし、2着のテイエムオペラオーも最後は追い込んで追い込んで2着まで食い込んできましたよね。
逆にメイショウドトウがいなければ、G1連勝を伸ばしていたところでしたね。

静寂さん
そして面白いことに、メイショウドトウはこの後は秋のG1は3つとも掲示板が精いっぱい。そして、引退。
テイエムオペラオーは秋の京都大賞典は勝つが天皇賞、JCと2着。有馬記念はやっとのことで掲示板5着。そして引退。
天皇賞はアグネスデジタル、JCは3歳馬ジャングルポケットに負けた。新時代の到来を予感させる秋だったよね。
やっぱり宝塚記念ですべて出し切ったのかもしれないよね。

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