日曜日の静寂

静かに。そして、強く生きていきたい。一口馬主とFXと。

ロンコーネ

サイト内検索

ロンコーネ

ロンコーネ競走馬データ

馬名:ロンコーネ(Roncone)

馬名の由来:バルトフックの一種。鉤爪型の流星から連想

父:フサイチセブン
母:サマーティアラ

募集総額:800万円

クラブ:サラブレッドクラブライオン

Screenshot

ロンコーネ-一口馬主DB

ロンコーネ~一口馬主DB詳細ページ~

Screenshot

ロンコーネ-netkeiba.com

ロンコーネ~netkeiba.comページ~

血統診断

【ロンコーネ】~投資のための血統診断~サマーティアラの2018

この馬は回収できそうだ。。。

その時、私には確信めいた何かがあった。
私の出資基準の一つは、回収だ。投資の一つとして競走馬に投資するというコンセプトなので回収できるか否かというのは一つの重要なファクターだ。
投資用の血統診断的には、種牡馬的にはダート馬血統のはずなのにもかかわらず診断結果では、芝志向が強く、おまけに勝ち上がり確率も良くなく、投資基準とは合わないという判断で本来なら出資しないという判断なのだが、この馬に限り自分の感性で出資に踏み切った。
募集がかかっている当時の関係者のコメントとしては、とにかく元気であるということと、馬体はほれぼれするような好馬体というこの2つのコメントだけが毎回繰り返されていた。
元気なのは良いことだと思ったが、好馬体。。。好馬体など一口馬主の募集馬ならどの馬でもセールストークで書かれることなので、いつもなら気にもしていないのだが、この馬だけは違った。
その時、一体何を根拠にそう思ったのか、ロンコーネが勝ち上がった今でもわからない。この馬に出資しないと後悔する気がしたのだ。
募集総額800万円なら、何度か掲示板に乗るくらいの走りを続けていれば馬代金の回収程度は行けそうだと思ったこと、もし1勝もできようものなら一気に回収と向かうという打算もあって、今回ばかりは自分の気持ちを信じることにした。
2018年度産駒は私にとっては実質初年度といってもいい年代なので、出資馬の頭数を増やしておきたいという意図もあった。

次第に良くなる?

2歳馬となって、BTCにて育成を行うようになったとき、相棒だったのはフォルティウスだ。

【フォルティウス】~投資のための血統診断~プリンセスネージュの2018

実はこちらにも出資していて、血統的な評価ではこちらの方が期待をしていたし、馬体もほれぼれするような馬体だと思っていた。

この2頭についてはどちらか一頭だけでも無事デビューしてそしてどちらか一頭でいいので勝ち上がってくれればいいなと思っていた。
2頭のうち1頭が勝ち上がってくれて上位クラスで入着をしてくれれば2頭分の馬代金くらいは回収するだろうと考えていた。
そして、まさか、まさか、フォルティウスが先に離脱してしまうことになる。

フォルティウスは2歳の夏頃に骨片の除去手術を受けることになる。
骨片の除去手術程度ならそこまで全治に時間がかかることになるとは思ってもいなかったのだが、結局3歳のダービーが終わって、もう3歳の7月になろうとしているのにもまだデビューできていないのだ。

そしてそのフォルティウスが手術をするのと前後しながら、2歳の夏頃にロンコーネは本州へ移動が決まりすんなりとトレセンへ入厩、そしてデビューへと向かうのである。

異変

それは、ゲート試験も合格しデビューに向けて、時計を出す追切りのタイムを見たときだ。

同じデビューを控えた新馬を0.3秒追走、ゴール前では0.4秒先着していた。
差し引きすると0.7秒差のゴール。
調教とはいえ同クラスになる新馬を突き放す調教をしていた。
正直なところ、自分が出資したお馬さんの中で、調教とはいえこんなに大きく先着するお馬さんにこの時点では巡り合っていなかったので、ちょっとびっくりのタイムだった。
また、調教師のコメントもかなり前向きなコメントで、期待ができそうだった。

トレセンに入っているので、すでに募集も終わっている。セールストークをしたって今から出資者が増えるわけでもないので、この前向きなコメントはおそらく本物なのかなと思っていた。
ただ、どこまで走れるのかは実際にレースに出ないとわからない。ものすごく勝ち上がれそうな期待をしていたが自分の気持ちを押し殺し、掲示板程度なら御の字だと思うことにした。

デビュー戦で魅せる?

11月15日。新馬戦への出走が決まった。
新馬戦の人気というのは、事前から評判になっている馬か、ここまでの調教でよかったと思われる馬に人気が集中するものだ。
そんな中、下馬評で評価されるはずがなかろうフサイチセブン産駒のロンコーネは実際の人気で3番人気だった。
この時点で私の一口馬主ポートフォリオでは、デビューした馬が1頭(プレイイットラウド、デビュー戦いいところなく敗戦)しかおらず、その1頭も人気もほぼ最低人気、着順も2桁着順だったので、3番人気というだけでもドキドキした。
3番人気くらいならかりに勝ったとしても、まあ、人気だったしね。。。といわれるほどの人気馬なのだ。もしかしたら勝つのかもしれないと思うといても立ってもいられなくなる。
この人気は、下馬評がまったくないロンコーネですから、調教の良さやパドックの雰囲気の良さから来ているものと思われるので、自分ほどではないにしても、このレースを見ようとしている人たちはそれだけロンコーネを買っているということなのだ。

そんなロンコーネ。新馬戦でハナに立つレースを演出。
最後は勝ち馬に差し切られ2着となった。
もうちょっとどうにかなっていれば勝てた…そう思わせるレースだった。
しかも、どう見てもまぐれというより力で2着。そう見えたレースだった。
レースもセンスのいいレース運びができていた。道中はまだ子供なのか、物見をしているし騎手が言うには行きたがって抑えられなかったとのこと。その分勝馬に競り負けたのかなという感じに見えた。

次が楽しみで仕方がなくなったのであった。

ソエ・・・

昔はスピードのある馬が通過する儀式くらいの勢いで考えられていたソエ。
人間で言えば成長痛みたいな扱いなのだろうか。

レース後ロンコーネはソエがチクチクということで、いったん放牧に出ることになった。
前走の2着はただの2着ではなく、すでに目処が立ったと考えられる2着。
募集価格を考えると十分な能力と成績といえよう。
どこかで勝ち上がってくれればそれでもう馬代金回収といえるレベルだ。
なので、ここは慌てずともソエチクをしっかり治して固めて勝ち上がってきてほしい。

2戦目

思ったよりソエチク療養が長くなってしまい、2戦目は年が明けた3歳の2/20となった。
この間に同じ3歳馬のラヴォラーレが3戦戦って、3戦目の未勝利戦で2着を獲得し、勝ち上がりの目途を立てたところだった。
もし、ラヴォラーレとロンコーネが勝ち上がり、勝ち上がり頭数が2頭となってくれると、当一口馬主の18年度産駒投資は全体的にみて成功にかなり近づくのだ。
ロンコーネもすでに勝ち上がり目処は立っているのでしっかり勝ち上がってもらいたい。

そして2戦目。
久々というのもあって、単勝7番人気と人気を下げた。
多少太目も残っているし、今回はそれなりに走ってこればOKというところなのか。
レースは終始ハイペース。
先頭集団の中で控えたロンコーネだったがこのペースは先頭集団は不利だったはずだ。
しかしながらロンコーネは粘り通して結局3着でゴール。ハイペースというのもあって直線は思ったほど伸びずだった。
ペースは合わなかったはずだが3着まで残ったのは評価に値するだろう。
これは次は勝てるかもしれないと大きく確信できたレースだった。

3戦目こそ…!

デビュー戦2着、2戦目3着ということで完全に勝ち上がりについては目処が立っているという確信がある状態で迎える3戦目。
3月13日に出走することになる。
前走は新馬戦後のソエチクから一旦休養を挟んでいたので、それなりに間隔を詰めて走るのは今回が初めて。
今回も2戦目のレース後から少しソエがチクついているようだが走れないレベルではないということで続戦の流れでいった。

先団に取り付けての2着。
2番人気からの2着。
なにより馬場が悪すぎた。ダートコースは田んぼといってもいいほどのぬかるみだった。
とはいえ、そんな馬場でもロンコーネ自身より前で走った馬がいるわけだから、言い訳はできない。
そして、どんな馬場でも走り切る万能性は評価ができるだろう。

これで、2着・3着・2着。馬代金はほぼ回収してしまった。しかしながらまだ未勝利。未勝利のまま秋を迎えると目処が立っていても走るレースがなくなってしまう。
なんとか春のうちに勝ち上がっておきたいところだが。。。

4戦目は…

ソエも落ち着いているということでそのまま続戦の流れで。
次こそ…の想いで4戦目に挑む。

さすがにこの競走成績なので断然の1番人気。単勝1.7倍。
誰しもがそう考えているのだ。さすがにここは勝とうぜ。。。と。

2着。
今回は写真を見てわかる通り、前走の真逆の超良馬場で、砂がふかふかで風で舞うほど。
これだけ馬場状態が違っていても2着を繰り返せるのはある種の能力なのだろうか。
調教師の見立ては、力が圧倒的に上だと考えているので馬場など関係ないという。

確かに今走は2着だったが3着馬に5馬身以上の差をつけての2着。
勝った馬が強かったとしか言いようがない。本当に次こそ。。。の想いで。

しかし、投資という意味では大変うれしいことに、すでに回収率が100%を超えていた。
なにせ、未勝利戦とはいえ2着(獲得賞金200万円)を3回だ。3着の賞金も合わせると賞金だけですでに馬代金以上を稼いでいる。
その他付加賞や出走手当もあるので、大変おいしいことになっているのだ。

5度目の正直…

ロンコーネ出走の前日。
ラヴォラーレが一口馬主投資で、初めての勝利をプレゼントしてくれた。
もし、ロンコーネがここで勝てば2勝目となる。2日連続の勝利。これも一度味わってみたいものだ。

今回も圧倒的な一番人気に推されたロンコーネ。
なぜならハナに立つ戦法で、2着3回という実績のロンコーネ。おまけに前走は3着に5馬身差の2着。力上位は間違いがないところだ。
展開の向き不向きや囲まれる...など、そういったことすらも考えにくいため負けがなかなか考えづらいのだ。
鞍上の乗り替わりもあった。ここまで4戦、津村騎手が乗ってきていたが、ここにきてトップジョッキーの戸崎騎手へと乗り替わり。
どんな事情があったのか、私たちの知る由もないのだが、4戦して勝ち上がれないとなると騎手の乗り替わりも仕方がないか。。
戸崎騎手はトップジョッキーだがロンコーネについては事前に追い切りでも騎乗してくれた。
背中の感触が良いとコメントをしてくれていた。

そして。。。

勝ち上がり。
2着馬とはちょっとしか着差がなかったが、3着馬とは5馬身以上の大差。
2着馬が粘っただけで、ロンコーネは強かったと言えよう。

その後、この2着馬も次走で2着に5馬身差の圧勝を演じていることからも、ロンコーネの力上位は間違いないところだ。

調教師は1勝Cに上がっても力は上位だと考えているようで、ここで一旦、勝ち上がりによるご褒美ということで、故郷の北海道でリフレッシュ放牧を挟んで夏競馬あたりから復帰する予定とした。

投資的には、200%をゆうに超えてきて、飼い葉代も回収しつつあるという状態。
まだ1勝クラスなのにここまで稼いだか。というところだ。
この時点で2勝しているラヴォラーレと獲得賞金額で見ると100万円程度しか違わない。これは未勝利戦で2着3回、3着1回という成績だからだ。
そして、調教師はまだまだ1勝クラスなら力上位と考えているようなのでさらに賞金を稼いできてくれそうだ。

6月の会報にて

6月の会報には5月の勝ち上がり馬が掲載される。サラブレッドクラブライオンは小さなクラブで、月に1回の勝利も確実にあるかどうかがわからないクラブだ。
そんなライオンだが、5月は、ロンコーネを含めて4頭の勝ち上がりがあった。
ロンコーネが勝った日はほかにも未勝利戦を勝ち上がった馬もいたりしてお祭り騒ぎとなった。
いつもならその月に勝ち上がった馬が表紙になるのだがなにせ、前代未聞の4頭もいるw
さて、どの馬が表紙になるのか?特別レースを勝ち上がりオープン入りしたユニコーンライオンが本命か?などと、SNS界隈では騒がれていたのだが、表紙はまさかの4頭出し。
あれは驚いたw
4月は勝ち馬がいなかったからなのか、表紙がロンコーネだったので今回はロンコーネの表紙は無いだろうなと思っていたが、しっかり表紙に載っていたw
また、会報の中でフサイチセブン産駒についてのコラムコーナーがあったのだが、そこでライターがロンコーネの未勝利戦の勝ちタイムから馬場差などを考慮して算出したタイムはAクラスということで最低3勝クラスまでは保証するなどと書かれていた。
ちなみにその人は募集がかかっているときに、ユニコーンライオンは必ず重賞勝ちまでいけると断言した人だそうだ。(その後6月にユニコーンライオンは鳴尾記念G3を勝ち上がる。)その人が断言したんだから、怪我さえなければもう1つや2つは勝ってくれそうだ。

リフレッシュによりパンプアップ?

この写真を見てもらいたい。
勝ち上がり後リフレッシュ放牧中のロンコーネの写真である。
多少乗りこみは再開しているとはいえ、皮膚が薄く適度に腹が巻き上がり、トモがパンと張っている。
また、ダート馬なら必要な前駆の肉の付き方も素晴らしく、良いリフレッシュ休暇になっているようだ。
斑点もしっかり出ており、好調をキープしているようにも見える。
復帰緒戦から楽しみだ。

さあ出世の階段を登ろう!

10月9日に1勝Cへの出走が確定した。
頭レースには育成時の相棒だったフォルティウスも出走することになった。
一緒に過ごした育成時代から約1年。ここにきてレースで再会を果たすとは何とも数奇な運命だ。
レース自体はロンコーネは人気の一角。フォルティウスはいまだ未勝利ということで最低人気といったところか。
もしかしたら、遼馬だったロンコーネがいたら、フォルティウスも好走するやもしれないなんていう期待もしてしまう。

結果は悔しい悔しい2着となった。

勝馬は、穴人気の一頭で、直線一気の追い込みでロンコーネを差し切った。
ロンコーネは休養明けの一戦というのもあったのだろうか、中段よりやや前方向に位置付け、それは、休養前のロンコーネにとっては後方と言える位置だ。
直線向いてじりじりと前を走る馬を一頭ずつ抜き去り、先頭に立った時に、外から勝ち馬が一気に差してきた。
ある意味仕方のない2着であった。

レース後は、特に異常はないのだが、休み明けにしてはスマートであったということで短期リフレッシュ放牧へ。
次戦は東京開催のあるうちに、、、というのが目標となった。

次こそ行こう!来年の大きなところをを見据えて

リフレッシュ放牧を挟み、次戦は11月28日となった。
ここで勝ちあがれたら、その後の出世次第では来年のフェブラリーSに参戦。。。の可能性がまだ残る。
リフレッシュ放牧はいい方向に出たようで、馬体も少し戻ってきたようだ。

気合乗りもよく、鞍上はダートの鬼と言ってもいい戸崎騎手だ。
ある意味安心感はあるので、さすがにここは勝ち上がるだろう。

結果は2着。
またも勝ち馬に足元をすくわれる格好となった。
ロンコーネに悪いところがあるわけではないと思う。
最終的には順番が回ってくるかどうかということだろう。

それにしても、競走成績としては、この時点で最低着順が3着という、ほとんど負けていない成績だ。
2着の多さが何とも納得いかないが、シルバーコレクターと言われたステイゴールドのように、大きなところまで出世してもこれを続けてくれると一口馬主馬としては最高な馬であろう。

そんなことを思いながら次戦に向かうのだった。

今度こそ。。。年内で勝ち上がりたい

次戦は12月11日となった。
ロンコーネの出走ペースから見るとこれが年内最後の出走だろう。
恐らくこの後は放牧だ。
だから、ここで勝ちあがって来年は2勝Cにチャレンジしてもらいたいのだ。

恐らく成長のピークであろうロンコーネ。
馬体もいいし、しっかり肉を付けてきた。
また、引き続き戸崎騎手が鞍上ということで、安定した人気だ。
そりゃそうだ。
なにせ最低着順が3着だし、1勝クラスで連を外したことがない。
誰だってこの馬を抑えるだろう。

先頭に抜け出してから、粘り込んでいたのだが結局勝ち馬にまたもや足元をすくわれる格好となった2着。
シルバーコレクターと言われても仕方がない。

来年に向けてリフレッシュ

サラブレッドクラブライオン18産駒として、獲得賞金額1位、回収率1位を記録して2018年のロンコーネは休養に入り終了した。
来年も1位を維持しながら出世してもらいたいと思う。

案外と、このリフレッシュでもう一つ良くなって今度は勝ちきれるようになるかもしれない。と期待しつつ、来年の出世を夢見ながら年を越すことになった。

Regacy一覧

ロンコーネの記事

投稿は見つかりませんでした

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks

フォロー・チャンネル登録よろしくお願いします

最近の投稿